• 188月
    Categories: 雑感 Comments: 0

    夏休みの終わりに、とってもいいもの観ました。チック。
    翻訳・演出、小山ゆうな。
    チック役、柄本時生。マイク役、篠山輝信。

    ゆうなさん、またしてもいい仕事をしていて感激。
    髄分と年下だけれど、いつも、生き方を学びます。

    客席を含む舞台の使い方、映像の作り方使い方、演じる人の使い方…。
    ああ、これを演出っていうんだ。
    現世では無理だけど、来世では、舞台演出ぜひともしてみたいなと。
    役者さんたちの持ち味を十二分に出し、さらに自由度も感じるのは、
    信頼関係の賜物、だと思う。音響や照明さんたちとのハーモニーも。

    …と、いつもこんな風に、私の視線、感動はそれを作っている人々と
    その仕事の中身に行きがちなのだけれど、
    今日は、お芝居の中にすうっと入り込んでいる自分が…いた!

    —–
    〈あらすじ(引用)〉
    少年2人の思い出の夏には、狂気と切なさがつまってる……
    14歳の冴えない少年マイクは喧嘩ばかりの両親と、
    退屈な学校生活の毎日に出口のないような息苦しさを感じていた。
    だがある日そんな生活を一変させる出会いが彼に訪れた。
    それは転校生のチックだ。彼はロシアからの移民で、風変りで問題児。
    チックは突然マイクの家を訪ねてくる。
    「乗れよ」チックが盗み出したオンボロなラーダ・ニーヴァに乗り込み
    2人はひと夏の旅に出る。
    これまで見えていた世界とは全く違う新しい景色と、
    新しい出会いが彼らを待っていた!
    —–

    マイクが最後に言った言葉。
    「とても良い夏だった」…だったかな(そんな意味)。

    まだ夏が終わっていない人、満足し切れていない人は、ぜひいかがかと。
    一見、じゃあない、百見の価値ありだと思います。
    上演、8月27日までです。→こちら

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