• 061月

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    インターカルトの日本語教師養成講座に通う前の年に、
    語学学校の学生を経験するため、イギリスに行きました。
    そして、そこでの12週間の色々が、私の学校観の礎になっています。

    ある日のクラスで、隣の学生とペアになって新聞記事を読んで何かを…
    という授業で、私はスイス人の女の子とペアになりました。
    渡された一枚のコピーを二人で一緒に読んだのですが、彼女が突然、
    「あなた、どうしてそんなに読むのが遅いの!」と(もちろん英語で)。
    クラスでたった一人の日本人だった私は、蒼白。

    その時、バレリーという名の女性の先生が、
    「sanaeの国ではアルファベットを使ってないの。」と、
    皆に向かって淡々と日本の文字について説明してくれました。

    私はもちろん、バレリーのような先生になりたいと思いましたし、
    晴れて先生になった後は、漢字の国の学生たちに混ざって座る、
    非漢字圏の学生にことさら気を配ったように思います。

    写真は、今年届いたミャンマーの日本語教室の学生からの年賀状です。
    こんな風に書いてくれて、ね、ほんとに、…です。

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