• 044月

    4月4日(火)11時から自由民主党本部で、
    一億総活躍推進本部、誰もが活躍する社会をつくるプロジェクトチームの
    外国人留学生について有識者ヒアリング」。

    1.前田 裕 関西大学副学長
    2.加藤 早苗 インターカルト日本語学校 校長
    3.俣野 絵美 株式会社オンデーズ総務人事部マネージャー

    私は、日本語教育機関における外国人留学生の受入状況・
    日本企業への就職状況・資格外活動の状況について報告しました。

    依頼をいただいてから当日まで、非常に短い期間だったのですが、
    その間にJASSOや日振協のデータをあたり、資料を作りながら、
    改めて色々考えました。

    社会、そして世界の状況、時に天災によっても増えては減り、
    減っては増えるを繰り返している、日本語教育機関の学生数。
    ここ5、6年、学生の出身国が漢字圏から非漢字圏に大きくシフト
    した背景と要因と課題。
    今、問題点としてクローズアップされていることが、必ずしも、
    いや、決して全部の学校に当てはまることではないということ。

    国で専門を身につけた大卒の学生たちに、日本語力をつけ、
    日本の就活に打ち勝つ力をつけることで、日本語教育機関から直接、
    高度人材として企業に送り出す道があり、それを実践できていること。

    他にも、それぞれ特徴を持ちながら存在する学校があまたある中で、
    学生たちも、本来勉強を目的に日本に留学しているはずなのに、
    我々が労働力の供給源かのように期待される現状は本当に正しいのか。

    卒業生の7割以上を高等教育機関に進学させている日本語教育機関の
    存在は、大学等と切り離された存在ではなく、その前段階である
    にもかかわらず、奨学金等々に大きな差があるのはなぜなのか。
    日本語が十分でなく、生活習慣にも慣れていない彼らに、ほとんど
    何の援助もないというのは、一体。

    日本語教育機関は、日本や日本語に興味をもった世界中の学生たちを
    受け入れる「日本の入口」、
    「日本で活躍する外国人の予備群」である彼らが、彼らの真の目的を
    達成するための支援を日々しているのです。

    …という思いを胸に、たった10分という持ち時間でしたが、
    お集まりの議員、そして各省の皆様に現状と課題を伝えたつもりです。
    まず、情報をきちんと伝えることが大事。
    目指すところが同じであれば、必ず伝わると信じています。
    そして、最終的に説得力をもつのは数字なのだ、とも思いました。

    インターカルトから出した資料は、教職員の皆が今まで作りためて
    きたもので、その存在はとてもありがたかったです。そして、
    同行してくださった日振協の佐藤理事長、ありがとうございました。

    今日の沈む太陽。

    IMG_4291

    明日再び昇る太陽は、きっと、きっと今日よりきっと。

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