• 233月

    IMG_4180

    去年の10月から半年間、数人は4月から1年間、
    420時間の日本語教師養成課程を終えた皆さんの修了式。
    日本で、海外で、日本語教師としてのスタートを切る皆さん、
    末長く幸多かれと祈ります。末長く。

    これから始まる別れの一方で、これで終える別れも。
    日本語学校の今年度最後の授業の今日は、
    別の道に進む先生たちとの別れもありました。
    色々な意味で、ありがとうございました、と思う一日でした。

    仕事と職業の違いは何でしょう。
    私から日本語を学んだ学生の夢が叶う、夢を叶える手伝いをする、
    それは私の仕事。
    職業は日本語教師。職業はそれで生計を立てられなければならない。
    …のだけれど。
    私の今の仕事。そんな現状を変えること。結果、出せていない。

    …日本語教師、いい仕事、なのに。

  • 203月

    一般に、すごい!と喜んで受け入れられるニュースは、
    ノーベル賞とオリンピックくらいで(…でもないが)、
    たいていは良くないことの方がニュース性があるということらしい。

    外国人留学生や日本語学校に関する昨今のニュースはその最たるもので、
    良くない、それも相当に良くない例ばかり連日流していたら、
    あなた、世の中の人はみんなそうだと思うじゃないですか!

    そこに本日、真正面から書かれた記事(おそらく)。
    日本経済新聞の今日からの新シリーズ「外国人材と拓く」、
    初回の今日は一面トップで、
    「精鋭が選ぶ国へ実力主義 国境越える/多様性 活力の源泉に」。

    その本文に「なぜ高度人材は日本に根付かないのか」。
    「制度的な障壁は日本にない。明日にでも採用しようと思えば採用できる」
    のだそうです。しかし、
    「問題は制度ではなく言葉の壁と職場慣行だ」。

    なんだ、だとしたら、まさに私たちの出番ではないですか。
    言葉は専門、ちょうどこんな書籍も出したところだし。→こちら

    関連記事の見出しは「モテモテの海外IT人材」。
    一例ですが、私たちの学校のこの4年間の卒業生のうち、
    就職した学生42名の半数近くがIT関連企業です。

    IMG_3229

    (各国の大卒の学生を受け入れ、日本語力をつけ、就活のサポートを
    しっかりして企業に送り出す。これ、効率的な人生のスキームです。)

    日経新聞のこのシリーズ、この後どう展開されるのかわかりませんが、
    私たちは粛々とゆくのみ、ですよね。志を同じくする他校の皆様も。

  • 193月

    来週金曜日の卒業式のために皆で準備を進めています。
    その中に準備がとても楽しい企画があるのですが、
    それを中心になって進めている先生が、すみません顔で
    「本業より一生懸命になっちゃって…」と。

    いやいやいやいや。
    教室で日本語教えるだけが先生の役割じゃ…。

    そうでなくてもイベントが多い学校。
    企画・運営する教職員皆々様は、ね、かなり大変ですよね。
    でも、提供される側だけじゃなく、提供する側も楽しめたら、
    それはもうとても理想的。
    さらに学生と一緒に、したいことの思いが叶ったら、
    それはそれは本当に、学校の存在価値だと思うのです。

    先生、スタッフ、学生、時に私たちを取り巻く人たち含め
    この一週間に行われたこれらも、
    ある意味、提供側の夢の実現の場でもあったりして…と。

    それ、ありです。

    ワールドカフェ。
    IMG_4161

    フットサル部。
    IMG_4144

    Finger Board オンライン講座。
    IMG_3225

    台東区のお母さんのための日本語教室。
    IMG_4151

    実は、お母さんの教室は今期でひとまず終了です。
    継続は力なりですが、でも時に、立ち止まる勇気も実力のうち。
    精一杯してきたことは、いつか必ず次のステップに繋がるので。

    学校が、学ぶ人にとっても働く人にとっても、
    夢の実現の場であったらいいなと、とてもとても思っています。
    うーん…どうでしょうねえ。

  • 183月

    IMG_2912

    高校の後、さて…という時に、
    4年も大学にいったらお嫁にいき遅れるから短大に、と母。
    父は、とにかく一度は東京に出て東京で生活しなさいと。
    結局、大学に進み、結果、東京での生活を最大限謳歌し、
    伴侶にも出会い、将来は物書きにと密かに志す。

    しかし、いきなり物書きで食べられないのは百も承知、
    なので一応、大学4年の10月解禁という当時のきまりに従って
    就活もどきのことをして、物を書く時間が取れそうな仕事、
    と思って受けた東京隣接県の大学に入れてもらう。

    教務課3ヶ月の後、情報処理センターの開設準備室に異動。
    IBMでコンピューターの研修、フォートランとかコボルとか、
    確かピーエルワンとかベーシックとか、
    おかしな話だけれど、通信でプログラミングの講座を受けたり、
    新しもん好きなので、毎日わくわく楽しい4年間でした。

    でも、情報処理センターの運営が軌道に乗り一部門になると、
    私は本来コンピューターには興味がないのだから、
    必然的に、ただの受付と事務のお姉さんに。

    そこに現れたのがその大学の中国人留学生で、
    日本語が流暢な彼にパソコンのログインの仕方を教えながら、
    ん?誰が彼に日本語を教えたのだ!?!?
    それがきっかけで、私は日本語教師を目指すことにしたのでした。

    その後の、前職を辞めて日本語教師養成講座に通うまでのこと、
    養成講座受講中のことも色々ありますが、〜中略〜。

    日本語教師になって10年経った頃、
    大学、そして大学院に日本語教育の専門課程が設置され始め、
    私も、資格はないよりあった方がいい(よろしくない理由)、
    でもそんな時間ないな、と思っていた確か2001年、
    他校の校長先生が、放送大学が大学院を開設するらしいよと。
    それで受験して大学院の一期生に。競争率7倍には後日びっくり。
    文化科学研究科教育開発プログラムというところで、
    とても素晴らしい担当教官と他分野で活躍するゼミ仲間に恵まれ、
    これまた有意義な、仕事をしながらの2年間でありました。

    そして、それが縁で、では全然ないのですが、
    精神的にも履歴的にも密接な関係にある放送大学とご縁があって、
    この度、当校日本語教員養成研究所は、
    連携協力プログラムをスタートさせることになりました。

    (で、…物書きの夢は何処に。)

    今日の写真は、本文とはまったく関係ない、
    当校のオリジナルテキスト『Weekly J』シリーズの著者たちです。

  • 163月

    今度の土曜日の、東京と台北を繋いでするセミナー、
    万全を期し、念には念を入れ、本日、最終リハーサル。

    IMG_4041

    IMG_4042

    IMG_4043

    Finger Boardのアプリをダウンロードして体験する授業、
    台湾事務所の孫さん、曾さん、ぺいらんさん、
    インターカルトの佐々木先生、矢口先生、吉谷先生、
    リハーサルといえども全力投球。身内ながら、あっぱれ。

    本番にはもう一人、台南で教師をする青山先生が台北に来て、
    操作のフォローをしてくれます。
    吉谷さん&青山さん=養成講座の同期生。次世代たちがんばる。

  • 262月

    私のこのブログ、2003年の2月26日にスタートしました。
    なので、今日はめでたい14周年記念日。
    0歳児が中学2年生になっちゃうだけの年月だから、
    凄いっちゃあ凄いですよね。我ながら。

    IMG_3167

    さて、今日は「ボランティア通訳ガイド養成講座」の担当日でした。
    2015年にスタートして、今年3年目。
    去年から大阪でも開催されることになり、
    私も、東京、大阪とさせていただき、通算11回目の出番でした。

    ところで、この講座が書籍化されるみたいです。
    自分が関わったことが一歩前進した形になるのは嬉しいものですねー。

    「続ける」のは自分の意志、さらに「続く」のは相手あってのこと。
    ↑・・・の後は「力なり」ですね。いずれも、やっぱり。

  • 232月

    最近、夜になると眠くて眠くてたまりません。
    そんなわけで、ここに物を書く体力的・精神的余裕なく。
    以下、載せようと思っていた写真。陽気な人たち。

    IMG_3133

    今月末に出版される、日本の会社で働く前に必ず読みたい本、
    マンガで体験!にっぽんのカイシャ』の編集協力教師たち。

    IMG_3132

    たまたま全員がボーダーの服だったという、ある日の、
    ウィークリーコースの先生たち。そしてそれを撮る人。

    IMG_3122

    先生たち、真面目に勉強もします。
    神吉先生と「プログラム評価」のワークショップ。

    IMG_3134

    そして、放課後の教室で、テストに備えて文法整理をしていた
    という学生たち。板書、見習いたい。見習わせたい。

    この彼らの後輩になる4月生たち、東京入国管理局から、
    本日無事、全員の在留資格認定証明書が交付されました。
    春にみんなが来るのを待ってますねー。

    明日は日帰り旅行-日光江戸村。’初’日光江戸村の予定でした。
    が、私は、明日の午後、突然会議の予定が入って行けないことに。
    ざんねーん。…眠い💤

  • 162月

    IMG_3070

    うまいなあ!と思いました。
    キャッチ、やっぱりプロは違いますよねー。

    professional(プロ)とamateur(アマ)と、
    明らかに違うなあと思うもの。
    着物の着付け。綿の衣類のアイロン。
    魚の三枚おろし。ん…所帯染みた例ばかり。

    代わりに失敗してくれるのは、
    日本の会社に入ったばかりのチャタ君たちです。
    今月下旬発行の『マンガで体験 ニッポンの会社』、
    実際のビジネス場面でのケーススタディ、
    これを授業でどう使う?…というセミナーをします。

    解説と練習問題を執筆した、
    米山先生と佐々木先生、Mr二人頑張りました。

  • 142月

    IMG_3450

    お子さんを留学させる親御さんが、よく学校見学にいらっしゃいます。
    今日はインドネシアから、7月生の申請をしている学生さんのお母様。

    なんともチャーミングなTシャツ^^ 日本刀は人気なのでしょうかね。
    そういうインターカルトも、2月18日のアクティビティは「刀剣博物館見学」。
    欧米人学生を中心にすぐに満員御礼…だったそうです。

    日本刀のお母さん、とっても明るく、
    私と一緒の写真もポーズを変えて何枚も撮って帰られました。
    お子さんのご入学を楽しみにお待ちしておりますね〜。

  • 022月

    豆まきスケジュールというタイトルの、
    豆まき分担表という添付ファイルのついた専任教職員宛ての
    一斉メールが夕方きました。

    IMG_3155

    明日は節分。
    「豆まきの作法」(!?!?)というサイトに、
    1.福豆を準備します
    2.豆まきは夜にします
    3.豆をまくのは一家の主人です
    4.「福は内!鬼は外!」と豆をまきます
    と書いてありましたが、

    私たちのは2と3が作法にかなっていませんねー。
    2.豆まきはお昼過ぎにします。
    3.豆をまくのは、分担表の先生とスタッフと学生たち皆で。
    豆まき以外に「かぶりもの担当」という役割もあります。

    私は、豆まき第1部が始まる少し前の飛行機で2017初出張。
    人から、大変でしょうと言われるけれど、
    一人で苦労を背負ってるわけでは…まったく。
    人より少し口八丁手八丁だから、というのも多分にあり。
    出張に持っていくものを準備したり、
    講座の代講をしたり、
    豆まきやかぶりもの=鬼の担当の人たちがいてくれるから、
    遠出ができるのだと…(日常業務しながらイベントは大変!)
    だから私は、福をお土産に帰ってくる(決意)。