昨日書いた第一弾に続く、セミナー第二弾は、
「会話力を評価する」、講師は伊東祐郎先生です。
1.客観的な評価基準の設定が難しい
2.評価の主観性が高くなりやすい
3.コミュニケーション能力と語学力の区別は?
学生たちが上手になりたい「話すこと」。
先生たちが伸ばしたい「会話力」。
どれだけ伸びたか伸ばせたか、目に見えない、
点数がつけられないから難しいのですよね。
こんな調査結果があるのを聞いたことがあります。
クラスにアメリカ人とイギリス人がいた時、
得てしてアメリカ人の方が会話力の得点が高くなる。
どうしてか。
アメリカ人は、まずとにかくたくさん話す。
イギリス人は、まず考えてから話す。
そうすると、前者の方が「話せる人」になりがちだから。
ステレオタイプの例示ではありますが、
でも、言っていることはわかりますよね。
連携校の先生たちと、日頃から抱えてきた課題を出し合い、
これ!と思って、伊東先生に相談しました。
会話力をどう評価するか、考えなくちゃという方はぜひ。
フルオンライン開催です。日本国内外どちらからでも。
お申込みは、上のチラシ内のQRコード、またはこちらから。
ところで、今日と明日は、日振協のトップセミナーで、
今晩は、代々木のオリンピック記念青少年センター泊です。
第24回トップセミナーのテーマは、
「トップに求められる認定日本語教育機関審査への対応」。
東京オリンピック(1964)の旧選手村跡地で、
評価を含む色々色々色々を、聞いて考えて話し合う二日間。
2 Comments to 会話力を評価する
少し遅レスで恐縮です。「会話力評価」でサーチしたらヒットしました。
丁度5月の日本語教育学会の賛助出展で以下のような発信をしました。
https://www.global8.or.jp/posts/opic_j1.html
その際、伊東先生にもコメント頂戴しました。
その後、伊東先生も委員を務められている
「日本語教育推進関係者会議(第10回)」でも
JLPTで測れない書く、話す評価の必要性を訴えられてました。
国とのやりとりなので公認のJLPT強化を訴える流れでしたが
まだまだACTFLや当法人のサービス認知が届いておらず、限られた
機会・目的で良いから「つながり」を作れるよう努力すべきと
思った次第です。
加藤先生の名前は存じ上げてましたが、ブログに発信する形で
ご挨拶させて頂きます。
八木智裕様
ご丁寧にご挨拶をありがとうございました。
リンク先で活動のご様子を拝見いたしました。
読み書きと同時に、アウトプット(特に話す)の能力を測ることは当たり前のことなのに、今まだそのテストもサービスも世の中に定着していないのが現状だと思っています。留学でも就労でも生活でも、コミュニケーション能力が最も重要なはずなのに。私たちも今、少しずつ動き始めています。
どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。