Archive for 2016年8月19日

夏休みに学生の国へ

長期コースは、今週いっぱいお休みです。
学生たちも国内で旅行をしたり、国へ帰ったり、いろいろ楽しく過ごしているようです。

私はといえば、数少ない長めの旅行に出かけられるこのチャンス。これまでは、南の島で時代とは逆行し真っ黒になって帰ってくるのが楽しみでしたが、如何せん年も年なのでビーチは卒業しようと決め、まず今年は①日本から近い②たくさんの学生たちの出身国③食べ物が安くておいしいらしい、の3つの理由で「台湾」にしました。今まで行かなかったのが不思議だとよく言われます。

授業で学生に夏休みの予定を聞かれ、台湾へ行くつもりだと話したら、ちょうど国へ帰ろうと思っていたという学生が、ガイド役を買って出てくれました。以前担任をしていて今は台湾の日系企業で働いている卒業生も空港までの送り迎えを。imagel

数人の学生がかわるがわる私と一緒にいてくれたので、中国語がまったくチンプンカンプンな私も楽チンな旅でした。当初は正直、ちょっと一人で歩き回ってみたい気持ちもありましたが(実際、最終日の半日は自分で地下鉄を使い歩き回りました。)、最終的には、日本人が知らないような地元の小さいお店なども行けて、すばらしい旅になりました。
みんな私に「日本ではできない経験」をたくさんさせようと、いろいろスケジュールを考えてくれて、何よりもその気持ちを嬉しく思いました。

これまでも日本語教師になってよかったと思う機会はもちろんたくさんありましたが、今回のような思い出深い旅ができたのも、この仕事でたくさんの学生たちに会えたからですね。

島崎

お久しぶりです~!

毎日暑い日が続いていますが、夏バテなどしていないでしょうか?

この暑い7月と8月、ウィークリーコースではサマーコースを開講しており

学生達は上野やスカイツリー、和太鼓、茶道から忍者体験に至るまで

毎日足が棒になるほど歩き回って色々な活動に参加しています。

 

サマーコースの学生の中には

「お久しぶりです~!」

「去年楽しかったので、もう一度来ました!」と言って

再来日してくれる学生も時々いて、そうした再会はこちらもとっても嬉しいものです。

 

実は、このようにもう一度インターカルトへ来てくれる学生、この夏の時期は

いつも以上に多くなるんです!

夏は自国の夏休みの時期を利用して何度も来てくれている学生も多いので

「私達は去年も同じクラスでした!」と話すクラスメイトもちらほら。

 

IMG_3687

こちらは台湾出身のひずみさん、張さん、呉さん。

張さんはなんと、4年前から毎年来てくれています。3人とも、来る度に日本語もどんどん上手になっています!

ワルさんと写真

こちらは去年ウィークリーコースでクラスメイトだったロシアのドミトリーさんと、インドネシアのヴァルさん。

今回は長期コースとウィークリーコース、とクラスは違ってしまいましたが、

写真を撮って再会を喜んでいました。

 

本当はもっともっとたくさんの復学生がいるのですが、全てを紹介できず残念です!

 

こうした再会は、学生達当人ももちろん嬉しいものだとは思うのですが、

その再会した笑顔を見て、いつも私達教師は元気をもらっています。

”学生時代の夏” という貴重な時間を、このインターカルトで過ごしてくれることを

思うと、じ~んと感動してしまう私です。

 

学生達は帰国後もお互い連絡を取り合って関係を築いているようですが、

これから時間が経っても、ここで過ごした時間や先生、スタッフのことも

時々思い出してくれたらと、ちょっぴり願っています。

 

そんな思い出が作れるよう、暑さに負けず、学生皆の日本での時間をサポートして

いきたいと思います!

 

 

田栗

 

日本語教師活躍セミナーinベトナム

今年から始まりました日本語教師活躍セミナー、ベトナム編が開催されました。

インターカルト日本語学校の提携校のサイゴンランゲージスクールのタオ校長先生にお話いただきました。

ベトナムはどんな国か、ベトナム語ってどんな言葉かという基本のお話に始まり、

DSCF1889DSCF1895

DSCF1896

優良校の認定書

DSCF1892

市場で売られている生地

ベトナムのきれいな景色や市場の風景なども紹介いただき、現在サイゴンランゲージスクールでインターカルトの修了生の教師が授業はもちろん日本留学のためのセミナーを開いたり、新聞を作ったりしていること、常に学生目線での学校作りを心がけているために何千とあるベトナムの日本語学校の中で限られた数校にしか与えられない優良校に認定されていること。などなどお話していただき、在校生からも活発に質問が飛び出し、大変盛り上がったセミナーとなりました。

DSCF1897

最後はみんなで集合写真

サイゴンランゲージスクールはベトナムの日本語学校では珍しく、日本人教師が主体となり直接法で教えています。会話だけでなく導入も日本人教師が担当するためとてもやりがいがあり、日本語教師として一回りも二回りも大きくなれる学校です。インターカルト日本語学校では、当校の養成講座を受講した後にサイゴンランゲージスクールで採用された人を対象に、奨励金制度が新設されましたので、ご興味のある方は一度お問い合わせください。

外国人の就職サポート

 

就職サポートを担当しています。

 

3ヶ月ごとに新しい学生がやってきます。

学生の皆さんのバックグラウンドは様々ですが、

「日本で働きたい!」という強い気持ちは同じです。

 

わずか6ヶ月間のプログラムの中で一生懸命日本語力を磨き、

一生懸命就職活動のノウハウを身に付けていきます。

そして就職活動も同時にしていきます。

 

自分の日本語力の不足や企業のリサーチ不足から、

時には深く落ち込んだりするのですが、

気持ちのアップダウンを経ながら、

そして日本式の独特な就職活動スタイルにもめげずに頑張っています。

本当にすごいものです。

 

 

先日、ひとりの学生から「就職が決まりました!」と嬉しい報告をいただきました。

日本人の大学生が受けるのと変わらないぐらい多くの会社にアタックをし、

ついに内定を掴むことができたようです。

 

「よく頑張ったね、大変だったでしょう」と声をかけると、

「いえいえ全然です!諦める気は全くありませんでしたから」とあっさり。

帰国か、日本で就職かの選択しかない中にいる彼らの、

ポテンシャルは非常に高いのだと改めて感じました。

DSCF2805

仕事が始まってもきっと大変なことがあるだろうと思います。

彼らの想いや技術を活かすうえでも日本の会社も変わっていかなければならないと思っています。

 

就職を報告してくれた学生から、

最後に「お世話になりました」とケーキをいただきました。

学校を去るときはあっという間。

祝杯とご馳走をたんまりしたかったのに。