Archive for 2017年3月21日

進化する日本語教師!Finger Board inインターカルト日本語教師養成講座

インターカルトの養成講座では、理論系や実践系などさまざまな講座を受講することができますが、
その中のひとつとしてFinger Boardを使った電子教材の作り方、使い方についても学ぶことができます。
第1回目、第2回目では電子教材についての講義や作成方法について学び、
第3回目となる本日は、課題として自分で作成したり考えたりした教材をみんなの前で発表してもらいました!

 

文法や漢字の授業を想定したもの。
紙の絵教材を電子教材にしたらどうなるか。
地域のボランティア教室におけるFinger Boardの可能性の考察…。
などなど、みなさんそれぞれの視点で電子教材について考えてくれました。

 

個々のアイデアはなるほどと思うことも多く、私も勉強になることが多かったのですが、
今回私が驚いたのはみなさんの電子教材・端末への適応の早さ!
いつもはiPadを持っていない方には学校の端末をお貸ししているのですが、
今回の発表ではそれぞれご自分の端末を使って教材を作成したり発表したりしてくれました。
操作もとてもスムーズで、こうした電子教材を「あたりまえのもの」として受け入れる土壌ができてきていることを実感しました。
みなさんがそれぞれ現場に立った時、きっとうまく電子教材を取り入れていってくれるのではないかと思います。
そしてこの講座がその一歩になればいいな、と思いました。

 

みなさんも、ぜひインターカルトの養成講座で電子教材を使いこなすスーパー先生を目指しませんか!

矢口

めざせ! 川柳少女/川柳少年

先日、目的別「楽しく書く」の授業で川柳の創作をしました。題して「めざせ! 川柳少女/川柳少年」(ちなみに「川柳少女」はご存じですか?)。実は三年前にも一度川柳ネタでこのブログを書いたのですが、その頃には見られなかったテーマの作品が目立ちました。

圧倒的に多かったのがアイドルものです。

「アイドルに お金をすべて 注ぎます」って、ちょっと危ないですよね。

乃木坂四連作もありました。

「乃木坂に 出逢えて良かった ありがとう」

「乃木坂は どこまで坂を 登るかな」

「握手会 ライブも参加 大変だ」

「推しの夢 卒業しても 支えます」

乃木坂46への愛があふれています。ある先生によると、ホームクラスで見る姿より生き生きしているのでは、とのこと。(ちょっとうれしい。)

もう一つはオタクものとでもいいましょうか。

「秋葉原 おたくの街だ 行きたいよ」

「アニメある まんがも買える すごいです」

「メイドいる 一緒に行こう 楽しいね」

作者である彼の頭の中には、秋葉原という町のイメージが広がっていたのでしょうね。

 

今回の作品の中で、某女性スタッフ(Tぐちさん)に大ウケだったのが、

「Sサイズ 試してはいて すぐに脱ぐ」です。

作者によると、お正月後の自分を表現したのだとか。Tぐちさんは、「わかる~!」と言っていましたが、Sサイズではないそうです。

 

さて、出来た川柳を短冊に書きました。もちろん縦書きなのですが、この縦書きが曲者。今学期の最初の授業で絵馬を書いたとき、自分の名前の長音を表す「―」を縦にしなかった学生がいました。同じ過ちを繰り返さないよう、今回作品を短冊に書くにあたっては、事前にしっかり注意しました。その甲斐あって、みんな間違えずにきちんと書けました、名前は。名前の音引きは縦向きに書けたのですが、漢数字の「一(いち)」も縦に書いてしまうというおまけまで付いてきてしまいました。ちょっとした日本語あるあるですが、指導にあたって提供すべき情報は過不足ないようにしたいものですね。

沼田