• 162月

    去年の11月に、日本語教員養成課程が登録認可され、
    420単位時間一体型コースの授業がすでにスタートしています。
    今日は、その第1期の皆さんへの双方向対面での授業でした。

    登録実践研修45単位時間コースもいよいよ始まります。
    45単位時間の、いわゆる教壇実習のための独立したコースです。

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    日本語教育の経験者だけれどこの部分の履修が必要な人と、
    去年11月に行われた日本語教員試験に合格した試験ルートの人が
    現時点での対象になるのだと思います。
    一人一人が違う状況の方たちなので、丁寧にカウンセリングをして、
    それぞれの皆さんに必要なフォローをしていきます。

    コースの詳細とお申し込みはこちらです。

    ここからはひとりごと。
    充実し過ぎていた木曜日からのこの週末がようやく終わりました。
    木曜日と金曜日は、日振協のトップセミナーで、日本語学校のこと、
    土曜日は、生活者事業の報告会で、地域の生活者の日本語教育、
    そして今日の日曜日は、日本語教師養成の科目担当。
    ・・・ふうでした。が、明日からまた月曜日、ふう。

  • 152月

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    文科省「令和6年度「生活者としての外国人」に対する日本語教師初任研修」の
    事業報告会、アルカディア市ヶ谷からのオンライン配信、無事終了しました。
    写真は、地域日本語教育の専門家、北海道、東北、東京、中部、九州各ブロック
    の皆さんと、事業評価委員の西原鈴子先生、そして精神的伴走者!の私です。

    去年から始まった研修を走り抜けた受講生の皆さん、ようやくゴールです。

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    国の方針としての外国人労働者の受け入れが、非常な勢いで進む中、
    直接的な受け皿は企業ですが、ご本人も家族も地域の住人となっていくので、
    そこでの様々なサポートが、自ずとものすごい勢いで必要になっていきますね。

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    2008年に私たちが初めてこの生活者事業を受託してから早17年。
    日本語教育の来し方行く末を思いながら、アルカディア市ヶ谷から臨む川、
    ではなく外濠を眺めた今朝でした。

  • 142月
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    明日の大事なイベントの前夜、
    北海道、福島、東京、名古屋、山口、福岡の運営委員が集合。
    食事をしながら、札幌の人はほんとに札幌が好きだよねー
    という話から、福岡の人の福岡愛もすごいよねー・・・に。
    (その人たちの写真はおそらく明日。)

    北関東出の私からすると、中途半端に東京に近いがゆえの
    (もしかしたら引け目から)、自慢なんていたしません!
    みたいな気持ちからか、札幌勢や福岡勢のように、
    みんなの前で地元愛を語るなんてことはあり得ないのです。

    写真は、インターカルトの広島三人衆。
    この間の「たこパ」で、準備の一切合切を引き受けてくれた、
    お好み焼きは広島焼き一択、野球は広島東洋カープ一択、
    あと一人はなんだろ、・・・の広島愛の、ありがたき皆さん。

    (いちご)「あまおう」と「とちおとめ」が並んでいたら、
    そりゃあもちろん迷わず「とちおとめ」を買います。
    トマトに「足利産」と札が立ててあったら、多少高くても
    絶対買います。北関東は、ひっそり控えめに地元愛。(私)

  • 132月

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    昨日書いた第一弾に続く、セミナー第二弾は、
    「会話力を評価する」、講師は伊東祐郎先生です。

    1.客観的な評価基準の設定が難しい
    2.評価の主観性が高くなりやすい
    3.コミュニケーション能力と語学力の区別は?

    学生たちが上手になりたい「話すこと」。
    先生たちが伸ばしたい「会話力」。
    どれだけ伸びたか伸ばせたか、目に見えない、
    点数がつけられないから難しいのですよね。

    こんな調査結果があるのを聞いたことがあります。
    クラスにアメリカ人とイギリス人がいた時、
    得てしてアメリカ人の方が会話力の得点が高くなる。
    どうしてか。
    アメリカ人は、まずとにかくたくさん話す。
    イギリス人は、まず考えてから話す。
    そうすると、前者の方が「話せる人」になりがちだから。

    ステレオタイプの例示ではありますが、
    でも、言っていることはわかりますよね。

    連携校の先生たちと、日頃から抱えてきた課題を出し合い、
    これ!と思って、伊東先生に相談しました。
    会話力をどう評価するか、考えなくちゃという方はぜひ。
    フルオンライン開催です。日本国内外どちらからでも。
    お申込みは、上のチラシ内のQRコード、またはこちらから。

    ところで、今日と明日は、日振協のトップセミナーで、
    今晩は、代々木のオリンピック記念青少年センター泊です。

    第24回トップセミナーのテーマは、
    「トップに求められる認定日本語教育機関審査への対応」。
    東京オリンピック(1964)の旧選手村跡地で、
    評価を含む色々色々色々を、聞いて考えて話し合う二日間。

  • 122月

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    日本語教育学会や日振協の日本語学校教育研究大会などで、
    そのさわりの部分の発表、お披露目を重ねている、
    当校の名物教師、萩原秀樹が、満を侍しての所属校での登場です。
    字がとても小さいのですが、チラシをお読みいただけましたら幸甚です。

    学生たちから絶大な支持を得ている、当校目的別授業での氏の授業の体験、
    オンラインでも対面でも、ご自身の日本語教育観の今とこれからを考え、
    日本語教師同士の意見交換の機会になるのではないかと思っています。

    お申込みは、上のチラシ内のQRコード、またはこちらから。

    インターカルト日本語教員養成研究所の、登録日本語教員養成課程
    開講記念セミナー、萩原秀樹のセミナー第一弾のあと、
    第二弾、伊東祐郎先生、第三弾、山田智久先生と続きます。

  • 112月

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    2018年2月9日。バンコクの美しき渋滞。
    物は言い様、考え様。

    渋滞のことを、
    ドイツでは「Elefantenrennen」(ゾウのレース)、
    フランスでは「Bouchon」(コルク栓) 、
    アメリカのスラングでは 「Car-mageddon」(車の終末)、
    と言うそうです。

    今日は火曜日だけれど建国記念日で休み。
    今日中にしなければならないことが三つもあります。
    いわば、祝日の渋滞。そのうちの一つ、
    登録の経過措置に乗る条件は揃ったのだけれど、
    私の楽しみと学校の人の補完?のため継続中の授業の準備。
    明日のテーマは「渋滞」で、そこからうろうろ寄り道しています。

    渋滞は、時には人生にも必要かなと思います。
    仕方なくでもなんでも、立ち止まって考える時間という意味で。

  • 102月

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    今日は一日、文科省。
    午前中は、5年ぶりの対面開催という日本語教育大会、
    午後は、日本語教師養成・研修推進拠点整備事業の全国協議会。
    大講堂で一堂に会した、何年ぶりかに会った懐かしい方、
    オンラインでしか会ったことのなかった方、
    …コロナ前はこんなだったなと、妙な感慨でした。

    国家資格となった登録日本語教員の活躍の場への期待が
    語られました。心からそれを願いたいです。
    と、同時に思い起こす。
    日本語教育推進法曰く、そのための能力と資質の向上、そして、
    見逃してはならない処遇の改善。

    【日本語教育の推進に関する法律(令和元年法律第四十八号)】
    (日本語教育に従事する者の能力及び資質の向上等)
    第二十一条 国は、日本語教育に従事する者の能力及び資質の向上
    並びに処遇の改善が図られるよう
    、(略)国内における日本語教師
    (略)の資格に関する仕組みの整備(略)を講ずるものとする。

    日本語教師を「職業」にしなければ。
    大学卒業後の就職先として選ばれる企業と同じように、
    日本語教員という仕事が、それらと遜色ない条件での選択肢と
    ならなければ。

    コロナビールは今日ではありません。
    対面の大会に戻ってコロナ前を思い出し、その条件反射で。

  • 092月
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    「教育とは、火を灯すことであり、器を満たすことではない。」
    と、ソクラテスは言ったそうです。
    “Education is the kindling of a flame,
    not the filling of a vessel.”

    テストの点が悪いとか、宿題やってこないとか、
    授業中にスマホ見てるとか、母語で話してるとか、寝てるとか。
    そういう声を、内外問わず時々耳にするのだけれど、
    それって、学生のせいなんだろうか。

    よそのセミナーに参加していて、思わずこっくりしてしまうこと、
    あります。でも、その時思うのは、話がおもしろくないから。
    スマホは今や、わからないことを調べる時の必需品。
    母語で話しているのは、今先生が言ったことの意味教えて…では?
    学生にちゃんと理解させて、いい成績とれるように教えているか、
    やってちゃんと力がつく、する意味のある宿題を出しているか。

    「自律的な学び」は今、日本語教育でもキーワードの一つです。
    火を灯すというのは「学び方」や「考え方」を教えるということで、
    1から10まで教え込むってことじゃない。
    学び方がわかったら、おそらく俄然楽しくなって、そこから自然と
    主体的、自律的に身につけていけるようになるのではないか。

    紀元前470年生まれの人が言ったことに、今頃「御意」と言うのは、
    なんだけれど、本当にその通りだと思ったので書きました。

    写真は、今日もまた2015年の、これは台湾での留学フェア。
    私が話しているのは、サマーコース参加の、確かゴさん。
    ブースに遊びに来て、そのまま手伝ってくれたのだったか。
    台湾事務所の孫さんも、若いです。

  • 082月
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    昨日書いた、学生たちが座右の銘だと教えてくれた、
    アニメの登場人物たちのセリフ。その中の、
    「無理だったのかもしれない、無茶だったのかもしれない、
    でも無駄じゃなかった。」
    これを言った(阿良々木暦)は(あららぎこよみ)と読むそうで、
    『化物語』の主人公とのこと。

    無理も無茶も無駄じゃない。って、
    ここのところ、疲れた疲れた言ってる自分にはありがたい。

    写真は2015年、10年前のタイでの長谷川さんとこのフェア。
    トールさん、坂本さん、エッグさん、ヤヤさんと。
    着物着ないんですね、と言う人が最近はいなくなった。
    私たちが着物を着ていたことを知っている人がいなくなった、
    ってこと。どこも代替わりして、おそらく。

  • 072月
    Categories: tanka, 雑感 Comments: 0

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    (福島県須賀川市のウルトラマン)

    好きなのはアニメとマンガ、ゲームです 留学生の定番フレーズ

    今となっては懐かしい、令和3年度の補正予算事業、
    「ウィズコロナにおけるオンライン日本語教育実証事業」で、
    私が担当したオンラインでの反転授業のクラスの学生たちに、
    座右の銘、大事にしていることばは何?と聞いた時、
    皆がすらすらっとチャットに書いて送ってきたことば。

    ・俺を諦めるのをやめろ!(ナルト)
    ・無理だったのかもしれない、無茶だったのかもしれない、
     でも無駄じゃなかった。(阿良々木暦)
    ・特別な人間になれなくても、誰かの特別にはなれるでしょ。
     (戦場ヶ原ひたぎ)
    ・大いなる力には、大いなる責任が伴う。
     (スパイダーマン/スタン・リー)
    ・この世に偶然なんてないわ。あるのは、必然だけ。
     (xxxHolic 壱原侑子)

    まず驚いたのは、アジア、欧州、南米出身の彼らの座右の銘が、
    生まれ育った自分の国の、例えば偉人のなどではなく、
    日本のアニメの登場人物のことばだったこと。

    そして、それよりもっと驚いたのは、
    私の知らないところで、日本のアニメの登場人物たちは、
    こんな含蓄のある人生訓を言い放っていたのだということ。
    一生の不覚、みくびっていました。シュワッチ!