本を探して大海へ。

こんにちは。インターカルトの町田です。
みなさんは本がお好きでいらっしゃいますでしょうか。
私はと言いますと、さほど量は読まないのですが、ガツンときて体が熱くなるような本に出会う瞬間が好きで、
そういった本に出会うべく、本屋なり、図書館なりに行って、本を探すことが好きです。
読むより探すほうが好きだと思います。新しい趣味として、趣味は本を探すことです。というのはいかがでしょうか。こんな趣味があってもいい気がしますね…!
それはさておき、そんな私ですから、二月の頭には二子玉川駅で行われた「本屋博」というものに出向き、
つい先日は「梟書茶房」というところへ足を運んでみました。
まず「本屋博」、こちらは「40の個性あふれる本屋が一堂に会し、本屋の魅力と可能性を発信するフェス」という紹介が、HPでされていました。これは、人が多くて動きづらくはありましたが、行ってみてよかったです。
都内にある、行きたいと思いチェックしていたもののなかなか行けなかった魅力的な本屋ばかりが集まっており、それぞれ少しずつ味見できたような気がします。
このイベントは人気があったようなので、おそらくまたこういったものが行われるのではないかと思われます。
惜しむらくは、本好きな70近い母親を連れて行ったため体力的な問題で長時間いられなかったことでしょうか。
それぞれのブースを覗き、気になる本を手に取り、数冊買って、帰りました。
私が買ったのは『にほんご』(福音館書店)、『死を悼む動物たち』(草思社文庫)、『棒・数字・文字』(月曜社)、『世界の猫の民話』(ちくま文庫)の四冊です。
まだ読んでいない・・・
次に「梟書茶房」、こちらは池袋駅直結のエソラに入っているカフェで、ドトールが運営しているそうです。
ドトールといえば私が大学生時代に一番長く続けたアルバイト先でもあります。新宿の朝のドトールで1秒をも惜しむ会社員を相手にブレンドコーヒー(当時180円)やサンドイッチを売りさばいたものです。
慌ただしく、タバコの煙がもうっと立ち込めていた新宿のドトールとはまるで違い、その「梟書茶房」は広いスペースに柔らかい椅子、おしゃれな空間で楽しそうにおしゃべりをする若者たち。どちらも同じドトールが運営しているとは。(雰囲気はHPをご覧ください。写真を撮り忘れましたので…。)
ここはお店の名前のとおり「書」と「茶」があります。カフェの入り口外側にレジと本棚があるのですが、そこで本を買ってからカフェに入ってもいいし、買わないで入ってもいいようです。
少し面白い購入システムで、おいてある本にはタイトルや著者などが見えないように全て紙のカバーがしてあり、透明のビニールに入れてあります。
透明のビニールの中には、「その本自体のナンバー」と、「本の紹介文」と、「次のおすすめの本のナンバー」が書いてある紙が入っており、外から読めるようになっています。
つまりその本を書いた人もタイトルもわからないまま、紹介文をたよりに本を買うのです。
そしてそれが読み終わったら、「次のおすすめの本のナンバー」を探して、また紹介文を読んでみるというわけです。もちろん全く違うナンバーを探しに行ってもよいのです。
「次のおすすめのナンバー」は、読後の自分の感想に近いほうを選ぶようになっています。↓こちらのように。

 

買って、カバーをはがして表紙を見るまで本の正体がわからないワクワク感。これはちょっと今までの本屋さんにはない、新しい売り方ですね。
「本屋さん」のお仕事だけではなくカフェと一緒になっているからこそできたことなのではないかと思います。
いい感じの紹介サイトを見つけましたのでよろしければ(https://cake.tokyo/18675)
こちらの茶房をおすすめできるのは、最近本を読んでないなー、ちょっと本買って読みたいな~という方です。
こちらの茶房をおすすめできないのは、以下のような方です。本当に買いたい本以外 絶 対 に 買いたくないという方、本を普段からよく買うのでダブるのが心配な方。
私が購入した二冊の写真を載せますが、開けて表紙を見た時no.0107は「あ、思っていたのとなんか違った…。」で、no.0430は「あーはいはいはい、これなら面白いでしょう」というものでした。
果たして誰の、なんというタイトルの本だったかは、もちろん秘密です。
ちょっと本読みたいな~という方はぜひ行ってみてください。福袋感覚でなかなか楽しめます。(福袋をあまり買ったことがありませんが…)
もちろんカフェですから、図書館のような静けさはなく、色々な層の人たちがおしゃべりをしています。
周りを気にせず本が読める方は是非カフェでコーヒーを飲みながら買ったばかりの本を読んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに私が今読みたいと思っている本は斎藤陽道の『異なり記念日』と伊藤亜紗の『記憶する身体』とブレイディみかこの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』などなどです。その他の積読本も多く、いつ読めるのか見通しがたっていません。
以上、町田による些末な読書案内?でした。おすすめがあったら教えてください。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください