• 149月

    一昨日の晩、大阪に来て、
    昨日は朝からインターカルトの文科省委託、生活者初任研修の
    自分の担当授業の配信をホテルからして、

    終わってチェックアウトして、徒歩2分の裏側のビルに移動して、
    日振協主催の近畿地区情報交換会。(下の写真の上半分)
    「認定申請対策セミナー」と題してした100人定員の部屋に98人が
    集まりました。

    そして昨日から、日振協の文科省委託の主任教員研修(下半分の写真)
    東京、大阪、福岡で行う対面での研修の大阪会場。
    私も、主任の気持ちで勉強してます。

    大阪での発見。いろいろ。
    海外の人材を育成する研修センターに寝泊まりして研修をしています。

    自分の部屋に貼られた、「浴室からの湯気で、火災探知機が作動する
    事がありますので、シャワーを使用される場合は必ずこのドアを閉めて
    下さい。」という注意書きが、日本語、英語、中国語、スペイン語
    韓国語、インドネシア語、タイ語、フランス語、アラビア語の9ヶ国語。
    おお!

    研修室から一番近いトイレの便器は、
    左から、和式、洋式、そしてイスラム式って言っていいんだろうか。
    インドネシアによくあるタイプの、スタイルは和式に似たしゃがむ式、
    でも、トイレットペーパーではなく、脇にあるシャワーで洗う。
    それら、三種の違うスタイルのトイレが並んでいるのです。
    おお!

    さらに一つ。これは研修センターネタではなく、大阪の人のこと。
    例えば、東京でしか会ったことがなかった研修委員の女性の先生。
    いつも、きりりと毅然と、とにかくすべてにおいてきちんとしている
    その先生の口から出てくるのが大阪弁。言葉もイントネーションも。
    それはいいのですが、でも、そうすると大阪人なのです、完全に。
    笑いをとる、自分の話にオチをつける。別人。

    その土地で使われ、生きる言葉の威力を目の当たりにした今宵。

  • 099月

    「東北6県で持ち回りで開催されているネットワーク会議ですが、
    今回のように外国人スタッフが入って開催されたのは、記憶にありません。」
    (会議の実行委員、Sasaki Chikakoさん(蓬莱日本語教室)の振り返りより)

    私もそれが一番印象的でした。
    日本語教育の多くの会議やセミナーに、どうして当事者である外国の方が
    委員やスタッフとしていないのかと、いつも疑問に思っていました。

    その皆さんと共に集合写真に入れていただけたのは、
    この会議の実行委員会と共に主催させていただいたからなのですが、
    つなげてくださった関係の皆さまに感謝です。

    私たちの方はというと、
    文科省の生活者としての外国人に対する現職日本語教師研修チーム、
    東北、北海道、東京のブロックを超えた熱い鎖の連携が、ごく自然に目の前に。

    そして私は、蓬莱日本語教室のKusakabe Kimikoさんと4年半ぶりの再会。
    私を福島とつないでくれた同じ年。
  • 127月


    久しぶりに家でのんびり過ごす土曜日の朝。
    前から買ってあったテンペ(大豆をテンペ菌で発酵させた食品。
    インドネシア発祥。臭いのない納豆みたいな塊)と、
    冷蔵庫にあった残りの野菜いろいろを炒めて、
    塩麹で味付けしたのを、「旅サラダ」見ながら食べてます。

    今朝の日経新聞。これも久しぶりにゆっくり全面眺めました。
    じっくり読んだ記事、二つ。

    その1: 社説「外国人と共生する社会へ骨太の論戦を
    参院選挙戦真っ只中の今、
    (要約)有権者の物価高などの不満のはけ口を外国人に
    向けようとしている動きがあること。排外主義につながる
    危うい傾向。

    有権者には、世の中を自分自身で理解して、自分の脳みそで
    しっかり考えてほしいです。

    (結びの文)移民に苦しむ欧米の教訓を踏まえ、人口減少時代に
    必要な外国人政策を、正面から冷静に考える機会にすべきである。

    本当にそうです。
    ・・・基本、政治的な話題は書かないことにしているのですが、
    これは、そんな私ルールを破るべきことゆえ、敢えて。

    その2:(漢字そぞろ歩き) 筆順とは何か
    「「右」を「一」から書いてもよい」という、阿辻哲次さん
    (漢字学者)の文章です。

    「右」は「ノ」を書いてから「一」を、
    「左」は「一」を書いてから「ノ」と、私も習いました。
    「飛」や「必」という漢字を、“正しく“書けることは、
    小学生の時から、今もずっと私の自慢です。

    でも、読んで、なるほどでした。
    (結びの文)では筆順とは何か? それは各人が漢字を書く時に
    もっとも合理的で書きやすく感じる順序、としか私には答えられない。

    ・・・と、日本を代表する漢字学者の先生が言っているとは!
    阿辻先生は、「だから左利きの人用の筆順もあるべきだと思うが、
    そのことは学校では不思議なほどに論じられない」とも。

    ところで、今日の写真。
    昨日は、日振協の前理事長、佐藤次郎先生の慰労会を、
    日振協内外の昔馴染みの皆さんと、上野の東天紅で。


    守破離。武道や芸道における修行の道筋だそうです。
    守:型を守る
    破:型を破る
    離:型から離れて独自の境地へ

    来週の火曜日は、交代して初めての、維持会員協議会です。
    私の人生の(日本語教育の)線路は続くよどこまでも。

    一昨日、実家の母から届いた大きなタッパー2つ、
    梅の奈良漬、梅奈良と呼んでいるのですが、超絶美味しい
    それをひとつ、大事に食べて、旅サラダ終わりました。


  • 276月


    凡人社の田中社長、いえ、前社長が、一昨日、
    すたすたと歩いて現れるとは思いもしなかったので、
    ほんとーーーーーにびっくり。そして感激でした。
    新宿日本語学校の、故江副校長先生を偲ぶ会で。

    「おお、加藤」と、握手したまま話してくれました。
    「あんたが頑張んなくちゃダメなんだかんな」とか、色々。

    何年もの間、療養中と聞いていた社長の、この元気な写真を
    見て、えー!おー!と驚いた人が、今日、何人もいました。

    今日は、JALSAの前理事長、故荒木先生のお別れの会でした。
    同じ週に、江副先生と荒木先生と、お二人のお別れの会。
    どちらの会場にも、昔々の懐かしい方たちが集まっていて、
    おお!久しぶり!と、“日本語学校”の同窓会のようでした。

    田中社長は長生きしてください。…言われなくてもしますね。

  • 295月


    今朝の外での会合、集合時間の1時間前に着いてしまいました。
    いつも慌ただしく計算が雑なため。でも遅刻するよりはいい。
    YouTube聴こうとつけたら、小坂明子の「あなた」。

    中学1年の、給食のおかず係だった時に、
    おかずが入っていたバケツみたいなのを、外の水道で、
    一緒に係をしていた、お篠というクラスメイトと二人で、
    「あな〜た〜あな〜た〜、あなたに〜い〜てほしい〜♪」
    と歌いながら洗ったなと思い出しました。

    あれから半世紀以上。
    今は、えっ!ということ、おお!ということ、
    なんだか色々多かりきの娑婆におります。

    さて、今週末は。

    麗沢大学主催のシンポジウム
    「日本語の明日を考える」です。もしよかったら。

  • 235月
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    今日の午後は、山口県立大学の授業をオンラインで。
    45人のうち77%の人が、卒業後に、国内外で何らかの形で
    日本語教育に関わりたいと答えてくれました。

    どうやって答えてくれたかというと、
    Slideというクラウドサービスを使って。
    今日のお題の「学習環境の変化」の最たるものは、
    こういったものの活用、そしてなんといってもAI。

    当然のことながら、日々の変化を敵にまわすのではなく、
    それらをどう利用するか、どう協働するか。
    それは同時に、人間の「私」はどう存在していくか。

    そんな中、生まれた時点ですでに変化の中にいる、
    変化が日常の皆さんは、これからの日本語教育において、
    まさに新しい時代のパイオニアですよ…と。
    (でもいつか時代に取り残される側かも…とは言わなかった。)

    授業への積極的参加、発言という意味合いにおいては、
    断然、中高年の人たちの方が上をいくと思っているんですが、
    2000年以降に誕生の今日の皆さんは、
    ほんと、明るい笑顔で積極的に参加してくれました。
    ありがとうございました♪…の午後でした。

  • 035月

    ということは、
    日本の明日を考えるということなんだろうと思います。


  • 044月

    新入生を迎える準備をしていたスタッフの作業テーブルの上に、
    安全な留学生活のために』。
    イラストだけでなく、デザインも、書かれた内容も、構成も、
    こういうのを作ろうという企画も、思いそのものも、
    昨年末に亡くなった新宿日本語学校校長の江副先生。
    これは、日振協に、日本語学校に残してくださった作品で、
    この冊子が初めてできた頃のいろいろを思い出しています。

    やっぱり、ものすごく偉大でした。江副先生。これも足跡…。

  • 034月
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    先日、ひつじ書房から出版された、
    外国人受け入れへの日本語教育の新しい取り組み』(田尻英三編)
    という本の第8章を担当させていただきました。
    「認定日本語教育機関・登録実践研修機関・登録日本語教員養成機関における
    「日本語教育」と「日本語教員養成」─新たな実施申請にあたって認識して
    おくべきこと─ 」という長いタイトルなんですが、
    これから申請を!という機関に向けて、制度の建て付けやポイントをまとめた
    パートです。

    ほかにも、明治書院の『日本語学』ー「日本語教育の資格と専門性」の号に
    書かせていただき、
    ココ出版の『日本語学校物語』には、・・・書いていただきました。

    実は、私の日本語教育人生もいよいよ集大成かと、くらっときたのですが、
    まだ、あともう少し、いや、それ相応に続きそうな感じです。
    まあ、マグロだから(泳ぐのをやめたら死んじゃうから)、
    その日のぎりぎり前日まで泳いでいるのですよね、きっと。あと100年くらい。

  • 283月
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    新制度の下で始まった「登録実践研修課程 45単位時間教壇実習コース」、
    その記念すべき第1期生の一人は、マレーシアのAtoZ Language Centre
    校長の西尾亜希子さんでした。
    西尾さんは、インターカルトの教師養成修了後マレーシアへ。学校設立。
    AtoZは、インターカルトの文化庁受理養成講座のマレーシアサテライト。

    海外で教える教師には経過措置がないので、試験ルートでの受講でした。
    去年11月の日本語教員試験の基礎試験と応用試験(合格率8.7%)に合格、
    だけでも偉いのに、コースを受けるためにマレーシアから来てくれました。
    でも、来なかったら国家資格取れない、登録日本語教員になれないのだから。

    前にも書きましたが、お初のものは“まず私が”のマイルール。
    現職日本語教師、それも20年以上の経験という人たちに向けての授業は、
    担当した私たちの方こそ“勉強になりました”でした。

    そういうことをしながら、祝日も土曜日も日曜日も返上して。
    西尾さんたち、登録日本語教員、おめでとうございます!
    お疲れ様でしたー! 受講ありがとうございました。

    コースが終わったと思ったら、すぐにISOの定期審査受審。
    ふう。ということで、
    私は、無事駆け抜けましたでしょう!で、いろいろ振り返りながら、
    いろんな人に会いにあちこちに行ってきまーす。