• 106月

    yokai

    私の日本語教師養成講座時代の科目に、
    「妖怪」を学ぶ授業がありました。
    講座設定の趣旨はおそらく日本事情の一つで、
    どなたか忘れましたが、担当は妖怪を専門とする先生で、
    私は、それはそれで面白かった…という風に記憶しています。

    しかし、とっても真面目なクラスメートは、
    妖怪なんてけしからん!と事務局に言いに行ったとか。。
    10人いれば10人、100人いれば100人、人はそれぞれだから、
    大変…と、これは今だからわかる学校側の苦労ですよね。

    今日、電車の中でスマホでメッセージの返信を打つのに
    熱中していたら、自分の駅で降りるのを忘れ、
    降りた隣の分倍河原の駅のホームにあったのが、これ。
    「大妖怪展」、…で「妖怪」の授業の記憶蘇る、で、この話題。

  • 076月

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    今日は、10月生の東京入管への申請日。
    10月から日本留学を夢みる学生たちの書類と一緒に、
    みんなの夢も預かったような気持ちです。
    審査結果の発表は8月25日。待ちましょう。

    そして今日、台湾では7月生のオリエンテーション、
    写真左の女の子は新入生、そして右の男性は、
    (兄でも彼でもなく)彼女のお父さん、
    そして、20数年前のインターカルトの卒業生…だそうです。

    オリエンテーション中に、台湾事務所からLINE。
    ・・・(中略)・・・
    結果。娘さんと一緒に入学式に出席するお父さんに会いに、
    お父さんがインターカルトで日本語を習ったという、
    西田先生も会場に来てくださることになりました。

    先生たちに向けて、
    「学生が卒業した後、誰に習いましたか?と聞かれた時に、
    ◯◯先生と名前を挙げてもらえるような先生になってほしい」
    …と私が言っているプロモーションVTRがあるのですが、まさに!
    西田先生はインターカルト目白校、早稲田校時代の先生です。

  • 265月

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    明日の朝、家を5時に出なければ間に合わないことに気づいたので、
    昨日、急きょ羽田のホテルを予約、前泊することにしました。
    こんなこと、前ならへっちゃらだったのですけど。

    「気力・体力の限界!」と言って引退した千代の富士の言葉を、
    最近時々思い出します。
    体力はかなり自信がないのだけれど、
    気力はおそらくまだまだ余りあると思うので、
    とりあえずは当分タフでい続けるのでしょう、ね、私は。

    京急線の前の席、台湾のガイドブック持ってる子が、
    スマホを操作しながら、一緒にいる友達に、
    「台湾の友達にね、美味しいお店教えてって言ったら、
    台湾のどこ?って。えー私たちどこ行くの?台湾行くんだよねえ」と。
    友達も友達で、「そうだよね〜。私たち、台湾行くんだよねえ」って。
    呑気でいいなあと思いつつ、私もこの仕事していなかったら、
    おそらくこんな感じだったかもと思うので、笑えません〜。

    明朝、ソウルへ。
    2011年3月の震災直後に、4月入学予定の学生たちと家族と話をしに、
    二週続けて行ってから、5年ぶり。
    あれから、学生の国籍の構成もずいぶん変わったなあと思いながら。

  • 225月

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    彼女の名前はgocさん。
    双子のお姉さんのタオさんと一緒に入学してきた時、
    私は何度も名前の音を聞いて、
    彼女の名前のカタカナ表記を「ノック」にしました。
    が、世の同じgocさんは文字で音を読んで「ゴック」さん。

    どっちが正しいのか。
    ベトナム語の「g」の発音は鼻濁音なので、
    「go」は「ゴ」でも「ノ」でもない。([ŋo]です。)

    と、長々と前置きを書きましたが、
    インターカルト時代はノックさん、今は名前の別の一部から、
    ミナさんになったノックさんの、慎太朗さんとの結婚式でした。

    12年前?ホーチミンで初めて、双子の彼女たちに会った時、
    二人とも日本語も英語もできなくて、
    絵を描いて会話したのが昨日のことのようです。
    学校に入ってからは本当に優秀で、
    漢字のテストも漢字の国の人たちを抜いていつも一番。
    本当に私の自慢の娘たちです。私、二人のお母さんと同じ年^^;

    あの時、日本に留学したから在る今日。
    人の人生に関わってるなあとか、今の結婚式開放的だなあとか、
    お父さんどんな気持ちかなあとか、色々考えながらの3時間。
    インターカルトに同時代に在籍していた、
    ベトナム、台湾、韓国の卒業生たちと一緒に祝いました。
    Xin chúc mừng hôn nhân💕

  • 105月

    お客様が学校を訪ねてくださった時には、校内ツアーのコンダクター。
    たとえば今日は、スタートして2日目のクラスと1ヶ月のクラス、
    それぞれ、今日までに習った言葉と表現を駆使して自分のことを話している。
    2日目は2日目だけれど、2日目なりの会話。もちろん日本語で。
    それから、小説を読むクラス。今日は村上春樹でした。
    そして、就職サポートプログラムのクラス。業界研究。心構えなんかも。

    教室に行ったとき、
    先生たちも学生たちも皆、どうぞ〜という空気を醸し出して、
    教室に招き入れ、時に授業の輪にも入れてくれて、ほんとありがたい。
    こういうオープンな雰囲気は、きっと昔からの校風です。創立39年。
    とっても自由なのだけれど、でもその中にちゃんと規律がある…と、
    私絶賛の学生たちです。

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    さて、8時半に学校を出ても、家に帰り着くのは10時過ぎ。ほんと遠いです。
    明日からまた出張で、写真は今日学校の近くの薬局で買った品々。
    無理も無茶もしないで、そろりそろりと行ってきます〜。

  • 204月

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    今18歳の人が将来就く仕事の6割は、今はない仕事だ、
    という話をこの間聞き、へえ〜!と驚きました。
    が、これは、コンピューターゲームやアプリを作る仕事が、
    ついこの間までこの世に存在しなかったのと同じことですね。

    反対に、牛乳配達とか駅の切符切りとか、
    そういえばストッキングの伝線を繕うお店があったなとか、
    昔はあったけれど今はない仕事もあります。

    18歳の人たちは現役のうちに、私が生きていたら100歳より前に、
    コンピューターがすべて人間に取って代わる時代になるのだと。
    え?車って人間が動かすの? え?車の運転したことあるの?え〜??
    …という時代が。
    そうしたら、教習所の教官という仕事も…なくなるか。

    写真は、
    インターカルトT氏作のJLPT日本語能力試験の申請手続きシステム。
    以前はすべて手作業で、だから間違いもありました。しかし今は!

    e -ラーニングもアプリも作っている私たち。
    でも、その根幹は人と人とのコミュニケーション、
    その間に成り立つ私たちの仕事。そこを大事にしたいと思います。

  • 154月

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    日本語教師養成講座の授業をもって四半世紀。
    この間に関わった1000人を超える人たちの
    名前、顔、筆跡、いずれかでかなり覚えているつもりですが、
    そんな中、個性的で異彩を放っていたがゆえに、
    今でもピシッと印象に残っている人が、何人かいます。

    Mr.たわらさんも、その一人。
    ケニアを経て、今はエジプトで日本語の先生です。
    学生が描いたというこんな絵を見ると、
    ああ、いい先生してるんじゃないか〜と、
    私はただひたすら誇らしい気持ちになってしまいます。

  • 114月

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    入学式前の学務・教務による新入生オリエンテーションに続き、
    今日は1階のラウンジで、教務から授業についての
    より詳しいオリエンテーションが行われている、
    という話を聞いたので行ってみたら、
    J1レベル、数クラスの学生たちが各国語の通訳付きで話を聞いていました。

    最近、このように自分がよくわかっていないことがよくあるのですが、
    それはとても良いことだと思っています。

  • 084月

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    日本語教師になった28才とか、ジャカルタ駐在の32才とか、
    今の立場になった41才とか、…私の区切りの年齢。
    今まさにこれらの年齢という人たちを前に、またしても昔語り。
    1聞かれて30くらいも自分の歴史を…ほんとにもう…です。

    写真。
    Finger Board / Magic Kitを使って授業をする田栗先生。
    私が教師になった時には存在しなかったこういうツール。
    これから、私なんかには想像もつかない歴史が積み重ねられ、
    27,8の人たちにも、いつか昔語りをする日がくるのでしょうかね。
    で、語っちゃあ、私何言ってんだかと、同じようになのかどうか。

    ★追記
    写真に写っているテレビの台(元テレビ&ビデオの台)、
    これはかつてのインターカルトの先生で、
    その後アメリカに渡り日本語教師をしている小林直人先生の、
    1980年代の手作り作品です。(この他にも各教室に今も配備。)
    小林先生は息子さん3人をインターカルトに送ってくれて、
    彼らはインターカルトで日本語を学びました。
    ああ、これも歴史ですね〜。

  • 074月

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    大雨で東京の桜は散ってしまったでしょうか。
    そんな中、今日は午前も午前も入学式でした。

    午前中の専門学校の入学式で再会した卒業生たちは(と言っても十数日ぶりに)、
    全員スーツ姿だったこともあり、とても凛々しく頼もしく…と、
    成長した息子や娘を見る母親の気持ちでそのピシッとした姿を眺めました。

    午後はインターカルト日本語学校の入学式。
    25ヶ国から100名余りの学生たちが入学してくれました。

    集合写真と、下の5人は中国語、英語、タイ語、ロシア語、イタリア語の、
    本日の先輩通訳男子たち。(最近、男子率高いです。)
    今日の新入生たちも、すぐに先輩になり、すぐに巣立っていくのですよね〜。