
計算が正しければ、なのですが、
今回、2025年4月期が99回目、次の7月期が、
私が学校運営を預かることになってから迎える、
100回目の入学式…となるみたいです。
入学式は初夏秋冬ごとに、年4回あるので。
預かると書きましたが、2000年からなので、
今年は25年目。四半世紀ですよね。
一般論で言ったら、ちょっと長すぎですよね。
新制度の下で始まった「登録実践研修課程 45単位時間教壇実習コース」、
その記念すべき第1期生の一人は、マレーシアのAtoZ Language Centre
校長の西尾亜希子さんでした。
西尾さんは、インターカルトの教師養成修了後マレーシアへ。学校設立。
AtoZは、インターカルトの文化庁受理養成講座のマレーシアサテライト。
海外で教える教師には経過措置がないので、試験ルートでの受講でした。
去年11月の日本語教員試験の基礎試験と応用試験(合格率8.7%)に合格、
だけでも偉いのに、コースを受けるためにマレーシアから来てくれました。
でも、来なかったら国家資格取れない、登録日本語教員になれないのだから。
前にも書きましたが、お初のものは“まず私が”のマイルール。
現職日本語教師、それも20年以上の経験という人たちに向けての授業は、
担当した私たちの方こそ“勉強になりました”でした。
そういうことをしながら、祝日も土曜日も日曜日も返上して。
西尾さんたち、登録日本語教員、おめでとうございます!
お疲れ様でしたー! 受講ありがとうございました。
コースが終わったと思ったら、すぐにISOの定期審査受審。
ふう。ということで、
私は、無事駆け抜けましたでしょう!で、いろいろ振り返りながら、
いろんな人に会いにあちこちに行ってきまーす。
日本語教育機関認定法で定められた「登録実践研修」の
第一回集中コースが進行中です。
受講生は、去年の11月に行われた、第一回の日本語教員試験、
基礎試験と応用試験に合格した、国内と海外の告示校以外での
現職教師の皆さん。
どこの何でも、初めてするプログラムやコースの第一回は、
基本、自分も担当する、というのが“私ルール”なので、
今は、中上級実習担当の先生をしています。
……おかげで、20日の祝日もこの土日も出勤^^
このコースの次の開講は、来月4月15日から、土曜日10回です。
事前の講座説明会では、
国家資格について/日本語教師の需要/就職のこと、
講座内容、受講方法のご説明/お仕事や学業のご都合にあった
受講計画のアドバイス、そして学校見学も。
以上、「旅サラダ」を見ながら紹介させていただきました。
今日の私の担当は14:10-18:15。
いよいよ、外国人学習者対象の教壇実習です。頑張れ皆さん。
去年の11月に、日本語教員養成課程が登録認可され、
420単位時間一体型コースの授業がすでにスタートしています。
今日は、その第1期の皆さんへの双方向対面での授業でした。
登録実践研修45単位時間コースもいよいよ始まります。
45単位時間の、いわゆる教壇実習のための独立したコースです。
日本語教育の経験者だけれどこの部分の履修が必要な人と、
去年11月に行われた日本語教員試験に合格した試験ルートの人が
現時点での対象になるのだと思います。
一人一人が違う状況の方たちなので、丁寧にカウンセリングをして、
それぞれの皆さんに必要なフォローをしていきます。
コースの詳細とお申し込みはこちらです。
ここからはひとりごと。
充実し過ぎていた木曜日からのこの週末がようやく終わりました。
木曜日と金曜日は、日振協のトップセミナーで、日本語学校のこと、
土曜日は、生活者事業の報告会で、地域の生活者の日本語教育、
そして今日の日曜日は、日本語教師養成の科目担当。
・・・ふうでした。が、明日からまた月曜日、ふう。
昨日書いた第一弾に続く、セミナー第二弾は、
「会話力を評価する」、講師は伊東祐郎先生です。
1.客観的な評価基準の設定が難しい
2.評価の主観性が高くなりやすい
3.コミュニケーション能力と語学力の区別は?
学生たちが上手になりたい「話すこと」。
先生たちが伸ばしたい「会話力」。
どれだけ伸びたか伸ばせたか、目に見えない、
点数がつけられないから難しいのですよね。
こんな調査結果があるのを聞いたことがあります。
クラスにアメリカ人とイギリス人がいた時、
得てしてアメリカ人の方が会話力の得点が高くなる。
どうしてか。
アメリカ人は、まずとにかくたくさん話す。
イギリス人は、まず考えてから話す。
そうすると、前者の方が「話せる人」になりがちだから。
ステレオタイプの例示ではありますが、
でも、言っていることはわかりますよね。
連携校の先生たちと、日頃から抱えてきた課題を出し合い、
これ!と思って、伊東先生に相談しました。
会話力をどう評価するか、考えなくちゃという方はぜひ。
フルオンライン開催です。日本国内外どちらからでも。
お申込みは、上のチラシ内のQRコード、またはこちらから。
ところで、今日と明日は、日振協のトップセミナーで、
今晩は、代々木のオリンピック記念青少年センター泊です。
第24回トップセミナーのテーマは、
「トップに求められる認定日本語教育機関審査への対応」。
東京オリンピック(1964)の旧選手村跡地で、
評価を含む色々色々色々を、聞いて考えて話し合う二日間。
日本語教育学会や日振協の日本語学校教育研究大会などで、
そのさわりの部分の発表、お披露目を重ねている、
当校の名物教師、萩原秀樹が、満を侍しての所属校での登場です。
字がとても小さいのですが、チラシをお読みいただけましたら幸甚です。
学生たちから絶大な支持を得ている、当校目的別授業での氏の授業の体験、
オンラインでも対面でも、ご自身の日本語教育観の今とこれからを考え、
日本語教師同士の意見交換の機会になるのではないかと思っています。
お申込みは、上のチラシ内のQRコード、またはこちらから。
インターカルト日本語教員養成研究所の、登録日本語教員養成課程
開講記念セミナー、萩原秀樹のセミナー第一弾のあと、
第二弾、伊東祐郎先生、第三弾、山田智久先生と続きます。
スリーエーネットワークの「Ja-Net」。
その巻頭寄稿、松岡和美先生の「日本手話ってどんな言語?」
の真ん中あたりに大きな文字で書かれているのがこれです。
「目で見ようと耳で聞こうと言語であることは変わらない」
先週の土曜日に今年度の最終回を迎えた、
「生活者としての外国人」に対する日本語教師初任研修。
今年度の受講生50人のうち4人が、聾者の日本語の先生でした。
一方的な講義ではなく、グループに分かれての活動もたくさんある、
完全オンラインでの研修に問題なく入っていただけるだろうかと、
運営委員の皆さんはとてもとても心配していました。
が、写真左上の「日本手話」と表示された手話通訳の方々、
各回の講座担当の講師の先生たち、4人の受講生、所属する機関、
他の受講生たち、運営委員たちが、
当たり前に進めてくださったおかげで無事終了。
2月25日(土)の午後、オンラインでの研修報告会があります。
よかったら覗いてみてください。改めてお知らせがあると思います。
手で話す人々描く物語言葉教ふる人が訳せり
『きらめく拍手の音』イギル・ボラ 著 矢澤浩子 訳
訳者の矢澤さんは、インターカルトの元先生、
誇るべき私の教え子、共に韓国のビジネスマン向け研修をした人。