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オカヒジキの幻想

オカヒジキという名前を初めて聞いたのは、23か24の時。

新卒で就職した先の同じ課にいた女性の先輩、
大方の人に恐いと言われていた人なのですが、
私は誘われて、よく一緒にお昼ご飯を食べに行ったりしていました。
その人がよく、「私は“オカヒジキのお姉さんって呼ばれてるの」
と言っていました。その人の家の近所の八百屋さんにです。

オカヒジキって何だろう。

野菜だってことはわかっていましたが、
見かけるチャンスなく、見かけても気づくことなく、かれこれ20数年。
一昨年、近所の八百屋さんで発見。買って食べました。

美味しい!
40年以上、食べずに生きてきたことを悔いるほどに美味しいと思った。

しかし、それからまた巡りあうチャンスなく2年。
昨日、産地直送というのをデパートの食品売り場で発見。

しかし。なのでした。
大した料理法があるわけではないのに、何か間違えているのか?
感動がない。オカヒジキなしの人生を悔いたあの味はどこ。

生ガキ初体験も彼女によってでした。
今でも生ガキ見たら、オカヒジキのお姉さんを思い出します。
あんまり責任もなく、言いたいこと言ってやりたいことやってたあの頃。

ああ、それにしても、オカヒジキ。。。

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