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2023.09.28

地方自治体向け『地域における外国人への日本語学習支援「初心者」講座』スタート

全国の地方自治体に向けて、地域における外国人に対して日本語学習支援をする

初心者のための、オンラインと対面による講座をスタートしました。

　2019年に制定された「日本語教育推進法」では、外国人の日本語教育を充実させる施策の実施が、国と地方公共団体及び事業主の責務と位置づけられました。現在、日本に在留する外国人は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により減少したものの、約296万人（出入国在留管理庁調べ、2022年6月末）と過去最高を記録、全国の各地域では、多くの地方公共団体やNPO法人等がすでに日本語教育に取り組んでいますが、一方で、実施に至っていない地域もあります。さらに、日本語学習支援に当たっては、多様なニーズに対応できる能力、知識、技能等が必要で、特に専門性が求められる初期日本語教育について、専門性を有していないボランティアには負担が大きいという課題も示されています（文化審議会国語分科会、2018年報告書）。
　こうした背景の下、45年余りにわたり日本語教師養成を行い、2009年から連続15年間、文化庁より「生活者としての外国人」のための日本語教育人材の養成事業を受託しているインターカルト日本語教員養成研究所は、全国の地方自治体に向けて『地域における外国人への日本語学習支援「初心者」講座』をスタートしました。

【講座概要】
１.オンデマンド動画授業：15分×5回
　外国人に日本語を教えるときに知っておきたい基本的なこと
　　（日本語教育概論・文法の基礎・音声の基礎・文字表記の基礎・語彙の基礎）
２.対面授業：120分×3回
　地域日本語教室での授業の工夫、日本語の間違い訂正の仕方、様々な教材の使い方、活動例など