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2008年07月15日

伝えること・伝わること

東京芸術大学の宮田亮平学長。
さっき、NHKの「ニッポンの教養」という爆笑問題の番組に出てました。
いわゆる学長では全然ない。気取ってない。威張ってない。
人をちゃんと見ている。人を感じている。佐渡出身らしいけれど、べらんめい調。
ほんと良かった。こんなになれたらいいなと思いました。

番組の最後に、「伝えること・伝わること」という文字。
アートのハート。アートだけでなく、ハートを伝えるのは難しいですね。

日本語ぽこりぽこり
アーサー・ビナード
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アーサー・ビナード氏、
今年の、当校日本語教員養成研究所主催の公開講座の講師です。
10月18日(土)開催。(間もなくお知らせが出るでしょう。)

彼にとって、日本語はおそらくもう外国語ではないのでしょうが、
生まれた時点で外国語だった言葉で、
こんなに書けること、伝えられること、素晴らしすぎです。

日本語でいいから、伝えたいことをちゃんと伝えたい。
伝えたつもりでも、伝わっていないこと、結構ありますからね。

ところで冒頭の東京芸大学長の宮田先生、
台東区文化政策懇談会委員、そしてたいとう観光大使。
そうなのですよね、私たちの学校は芸大と同じ区にあるのです。

2008年06月17日

潔い

「潔い(いさぎよい)」という言葉、
ずいぶんとたくさんの平仮名を当てたものだなと、
この漢字を習った時に思いました。
「承る(うけたまわる)」とか「奉る(たてまつる)」と同様に。

美徳という言葉、今はあまり好まれないようにも思いますが、
「潔い」は、ある意味、私にとっての美徳なのだと思うようなことが、
ここのところ続いています。

要は、ええい!みたいなことです。
ごちゃごちゃ言うのは面倒だからやっちゃえ!というような。

それで自分をもっと大変にしてしまっているのだけれど、
自分にとっての美徳だからそれほど苦ではない。不思議と。
体と精神が分離しているので、
体が疲れているほどには、気持ちは疲れていません。
そ、気の毒なのは、「潔い」につき合わされている私の体。

と、すみません、自分のこと。

2008年06月16日

こっぱずかしい

復帰後、初優勝のクルム伊達公子さん、
「うれしい気持ちの反面、こっぱずかしい気持ちもありましたね」と
インタビューに答えて言っていました。

堂々とそんな言葉も使ってしまうところ、ますますかっこいいですね。
けれど、NHKニュースのテロップでは、
「はずかしい気持ちもありました」となっていたらしい。

「はずかしい」と「こっぱずかしい」、使い分けているんじゃないか。
勝手に言葉を変えるって、よけいなお世話。

2008年06月15日

ほけほけし

惚け惚けし、もしくは、呆け呆けし、と書き、
意味は「ひどくぼんやりしている。大変にぼけている。」

口の下に木を書いて、何ゆえ「呆」という字にしたかは知りません。
呆けると書いたら、ぼける。
呆れると書いたら、あきれる。

まとまった金額を納めなければならなかった時に、(※整体の回数券)
お金をおろす時間がなくて、その直前に会った妹に借りました。
連休明けのことです。が、そのまま、ずーーーーっと忘れていて、
昨日、ほんとに申し訳なさそうに、
「お姉ちゃん、貸したお金…」と言われ、愕然を通り越しました。

ほけほけしの漢字、惚けの方、
惚けると書いたら、とぼける、
と読むらしいんですが、ぼけただけです。

ほかに誰か、私にお金貸してる人いませんか。すぐ返します。

2008年05月24日

ラッキーセブン

「ラッキーセブン」の語源、
欧州に古くから伝わる話の中に出てくる…云々かと思ったら、
野球の試合で7回に得点が入りやすいことから、だとか。

ほかに、1885年、
シカゴ・ホワイトストッキングス(現・シカゴカブス)の優勝がかかった試合で、
ある選手が7回に打ち上げた平凡なフライが風に運ばれてホームランとなり、
その出来事を「ラッキーセブンス」と呼んだことから、とも。

と、いずれにしても野球のようです。
なぁんだと、ちょっとがっかり。もう少し夢のあることかと思ったので。

けれど、フライがホームランになった試合があった1885年は123年前。
123という並びがいいですね。

人は、なぜか数字にこだわる。
特に、人生を左右するような出来事がある時、受験番号とか、
危険を伴う時、飛行機の搭乗口の番号、席の番号、
4や9、13とか、そういうのがついていた時は、
同乗者たちを見渡して、こんなにいっぺんにはないわなと思います。
(そりゃそう、ラッキー7や末広がりの8のシート番号の人もいるのだから。)

数字のいい、悪い、国によっても違いますしね。

今日のこのエントリー、700回めです。
実はこのブログになる前の部分、2003年2月から2005年12月までは、
ひと月分まとめてしまっているので、正確には1370回。
いずれにしても、7 (でもその前に13。。)。

明日、誕生日で、7×7=49。
幸運の7が二つなんだか、掛け算の結果の4と9なんだか。
ま、よくするも悪くするも、自分次第・・・ですね。はい。

2008年05月21日

allure~アリュール~

今日、教えてもらいました。
ランゲージセンターでの会議中に、Miss Kiddyから。
フランス語で品があるっていう意味だそうです。

Madame Kato a de l'allure.」(加藤さんは品があります)。

学校も、allureなのがいいなと思います。
上の“カトウサン”は例文ですが、
振る舞いも雰囲気も、そして生き方も、
allure・・・気に入ってしまった。

allureの、私の日本語訳は“シャキーン”です。
シャキーンって感じの学校。。

2008年04月28日

フクロウ

正しい漢字は「梟」ですが、
「福来郎」と書いて、福が来る、福を呼ぶ。
「不苦労」と書いて、苦労をしない、苦労がない。
なんであれ、縁起のいい鳥なんですね。

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いただいた津軽びいどろのフクロウ、
まだ綺麗な私の机の上、そして本部のドア。

さらにフクロウは、物知りで森の学者とも言われています。
ギリシャ語では、「自由」とか「育む」という意味があるとどこかにありました。

そしてそしてフクロウは、
新御徒町駅から学校を結ぶ佐竹商店街のシンボルマーク。
その説明によると、
「首が180度回ることから、見通しが利き商売繁盛につながり、
福が来る縁起の良い鳥とされています。」
な、なるほど。。。

なんであれ、いいことには皆あやかりたいものですね。

さて、世は連休ムード。
今年のインターカルトはカレンダー通りです。ではでは。

2008年04月26日

せいか

製菓 成果 生花 盛夏 聖歌 生家 正貨 制化
精化 精華 青果 正課 聖火 西華 製靴 声価
青化 臍下 正価 聖化 惺窩 勢家 斉家 清家 …。

まずは「生花」。

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前に私が撮りました。造花じゃありません。
こんなのが撮れるところに行くと、
凝り固まった物がするりと抜け落ちますよね。絶対時々必要(for 私)。

そして「聖火」。
今日の旬、今まさに持って走っています。
あのぐるぐる模様のトーチ、去年の夏にデザインが発表された時の記事に、

  トーチの発表にあたりIOCのジャック・ロゲ会長は、
  「古代の中国と外の世界を繋ぎ、
  文物の交流のかなめとなった“シルクロード”を訪れ、
  五大陸を回る北京オリンピックのトーチリレーは、
  そのテーマが意味する通り、
  異なる国籍、人種、宗教の人々に親交と尊敬をもたらすものに違いない。
  世界中の人々に素晴らしい思い出と新しい夢を残すことだろう」と述べた。

とあります。ここです。にもかかわらず、
物々しい警護隊に囲まれて走ることを余儀なくされた各国のトーチランナー。
まずは無事に長野を走り抜けますように。

最後に「斉家」。
「修身斉家治国平天下」(大学)。
これ、子供のころからよく聞かされた言葉です。
「せいか」を並べていて思い出しました。

2008年04月08日

「なにげに」の正しい意味と使い方

本当によく耳にしますが、私は使いません。
なぜかと言うと、意味と使い方がよくわからないからです。

ある人に聞くと、「なにげなく」とだいたい同じだと言います。
けれど、そうばかりではないことは、聞いていてわかります。

(最近専らこればかり…の)goo辞書にも、【新語】として、
 (1)何気なく(特に深い意図もなく)。なんとなく。
 (2)実は。意外と。
 (3)気が付くと。知らぬ間に。さりげなく(それらしい様子を感じさせずに)。
と、3つの意味が出ています。
(2)と(3)は、「なにげなく」には置き換えられませんよね。

意味はわかるけれど、使わない言葉。
つまり、理解語彙ではあるけれど、使用語彙ではない言葉。
(20秒ほど考えて、頭に浮かんだ言葉です。)

「さくさく」「きもい」「うざい」「超」…といった若者言葉の類。
「かたす」「ほおる」(共に片付けるの意)、「めっちゃ」など、
おそらく地方の言葉と思われる言葉の類。
それと難しい漢語や専門用語の一部も、意味はわかるけれど使わない。

ちょっと違うかもしれませんが、
「アキバ」「ババ」「ブクロ」といった地名の短縮形も。

以上、
「理解語彙と使用語彙なるものについて分かり易くご説明を」という
リクエスト(コメント)があったので、書きました。
全然わかりやすい説明になっていませんが、
こういうのも、ちゃんと調べたらおもしろいかもしれませんね。

最後に、
理解できないから使わない、理解できるから使うは当然あるけれど、
“理解できないけれど使っている”言葉ってあるかなぁと考えてみました。

カタカナ語(の一部)。なんとなく使っているのだけれど、
意味は何?と聞かれたら答えられないかもしれない言葉、
結構あるような気がします。
それこそ、「なにげに」使ってしまっているのかも。

2008年01月17日

福来る

鯛(たい)はめでたい、河豚(ふぐ)は福。
これは、「しゃれ」ですか。
しゃれは洒落、
「お」をつけたらお洒落、「だ」をつけたら駄洒落。
だじゃれは、辞書によれば、下手な洒落、つまらない洒落。
親父ギャグは、しゃれ?だじゃれ?

疑問。親父たちはいつから親父ギャグを言い始めるのでしょう。
若い時から言っていたわけはない。
50を過ぎたあたりで、はたと思い立ってギャグり始めるのでしょうか。

今日は、いつも色々とお世話になっている
東の横綱タマソニック会長玉氏、西の横綱TH学園大学院O博士との
大ジャレ大会、ギャグリンピック、いやいや、新年会「福」でした。

と、それは夜の初台。
朝からは、信濃町校、新大久保のカイ、そしてランゲージセンター。
今年一番の冷え込みという冷たい空気の中を歩いて歩いて歩いて、
一日が終わりました。

今日の鏡開きは信濃町校。

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看板娘二人。

短期コースのランゲージセンターは、今日ではなく明日だそうです。
午前中にのぞいてみたら、お汁粉、食べさせてくれるかもしれません。
こちらです。よかったらどうぞ。

2007年11月29日

先生の顔、みにくいですね。

先期の養成コース修了生、Ms.Hさんが来ました。
まずは自分の専門のロシア語を生かした仕事に就くとのこと。
ありですよね、それ。言葉というところでちゃんとつながっています。

そのHさんに聞いた話です。
学校に来る途中、久しぶりに会った顔見知りの外国人学生に、
「先生の顔、みにくいですね。」と言われたそうです。

わかります? Hさんの分析によると、
最近、先生の顔を見るのがむずかしいです。=先生にあまり会えませんね。
という意味じゃないか。うん、たぶんそう。
こうなっちゃったのは「~にくい」の使い方がちゃんとわかっていないから。
「みにくい」は、歩きにくい、食べにくい、見にくいの見にくい。
「みにくい」は「醜い」じゃない。でも、たぶんこれを言った彼女はそこまでは知らない。

学生の「楽しい発言」を集めて、その一つ一つに解説をつけて本にまとめたら、
きっとおもしろいよね、売れるかもしれないよね、
…といつも話すのですが、いつも話して終わり。(どうでしょうね。)

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早いもので今月は明日まで。明後日は12月です。
今年最後、今年最大の学校の行事が明後日。
学校の皆はそれぞれにたくさんの仕事を抱えて大変なのですが、
この行事の準備メンバーたちも、本当にがんばってくれています。

2007年11月27日

極めつき

「極めつけ」は間違いで、「極めつき」が正しい。
と、数日前のNHKの番組で言っているのを聞きました。
うーん、私、近日中に皆さんの目に触れる予定の原稿に、
堂々と「極めつけ」と書いてしまいました。
読み飛ばしてください。

ところで、「談話室 滝沢」という、コーヒー1杯1000円くらいする喫茶店、
でもとても静かで、商談したりお見合いしたり読書したりできる喫茶店、
そのすべてが閉店したって知ってました? 2005年3月31日をもって、だそうです。
今日、偶然、ネット検索していて知りました。

な~んて暢気に書いてる場合じゃないほど忙しいんですが、
忙しい時ほど、暢気にしたくなるのですよね。

2007年08月31日

日本学のすすめ

今年もBukyoGakuin大学の「Multi-lateral Student Exchange Program」がスタート、
今日はその開講式でした。
アメリカ15、マレーシア2、カナダ1、計18人、見るからにワクワク、ドキドキの学生たち。
すみませんけど私は気分一新。大いなる気分転換。

式終了後のパーティーでは、このプログラムで「日本学」を担当する先生とお話。
清水良衛先生。

いやぁ、先生のお話、本当におもしろかったです。
世界の各地で生活をした際、そこで日本を説明する必要に迫られた。
説明するためには、自分が正しい日本の知識を持たなければならない。
そこから生まれた先生の日本学。

あんまりおもしろかったので、先生が書かれたという本、
学校に帰ってきてすぐにamazonで注文してしまいました。

4893840290日本学のすすめ―共存的国際理解を深めるために
清水 良衛
北樹出版 2000

by G-Tools

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日本語の先生も、ちゃんと「日本学」の知識を持つべきだと。
言葉の向こう側に文化があるのだから。
「学」とは「学」。○○観の次、○○論の次が○○学、日本学、だそうです。

清水先生、ルバング島で小野田さん捜索にも参加した経験があるとか。
話の中で、私と同じ生まれ年(亥年)だと気づきました。
それを申し上げたら、「え?あなたも昭和10年生まれ?」と。…まさか。

でもでも何度も言ってすみませんけれど、本当によきリフレッシュのひと時でした。

2007年06月04日

言い得て妙

最近、背中の痒いところに手が届かないことが度々あって、孫の手を使っています。
「孫の手」、形もいいですけれど、その命名がなんとも言えずいいなぁとつくづく。
英語で言ったら、back-scratcher、そのまんまですね。

ほかに何かあるかなぁと考えてみました。(帰りの電車の中で)

「汗知らず」。知らない?シッカロールのことなんですが。え?わからない?
ベビーパウダーのことです。
‘・・・知らず’で思い出した「親知らず」。歯ですね、これは。
目尻の小じわ「カラスの足跡」、誰が言い出したんでしょうね。
「貧乏ゆすり」っていうのも凄くないですか?でも、どうして貧乏?
昔の美人の条件「富士びたい」。「三段腹」、笑えない、「蛇腹」はアコーディオン。
巡査を「おまわりさん」。「ねずみ講」、「魔法瓶」、「目刺」。商品名ですけど「すべらーず」。
ただの縦に浮かんだお茶の茎を「茶柱」、「春夏冬中」と書いて‘商い中(秋ない)中’。
「井戸端会議」も、よく言ったもんですね。

・・・と、ここでうちの最寄り駅に着きました。

2007年05月17日

スイカ

アクセントは、スイカ(ドミミ♪)ではなくスイカ(ミドド♪)。
果物のスイカではなく、JRのSuica。
今年の3月に、JR、私鉄、バスのどれにでも乗れるようになってから初めて、
今日、Suicaの定期券を買いました。PASMOとどちらにするか少し迷って。

ところで、SuicaはJR東日本で、西日本はICOCA(イコカ)なんですよね。
スイカは「スイスイ通れるカード」、イコカは「行こか!」。う~ん、とっても関西。
ついでに思い出しましたが、昔、‘国電’と呼んでいた国鉄が民営化された後、
‘E電(イーデン)’という愛称が唐突に現れて、さっと消えたことがありましたね。

E電は違和感のまま定着しませんでしたが、
最初は変と思っていても、段々に慣れて普通に使うようになる言葉もありますよね。
たとえば‘大江戸線’。

さて今日は、この新しいスイカを使って、外の人に会いに行きました。
外と接点を持つことはとっても大事。まったく違うものが見えてくるので好きです。
収穫、たくさんあります。すぐに芽を出すことばかりじゃありませんが。
でも、芽は必ず感じるものです。外に出るのが自分の仕事、とも思っています。

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このブログを更新している間に、済州島にいる人から携帯メールがきました。
写真添付。居酒屋で一人、マッコリを飲んでいるそうです。
便利ですねえ。世界が狭く感じられますね。

以上、二日間サボった反動で、少々長めになりました。

2007年04月07日

好き、嫌い、上手、下手

好きだから上手は、「好きこそ物の上手なれ」。
最近がんばってやっていないので、あまり自慢できないのですが、
料理は好きで、ま、下手じゃあない部類に入るかと。

下手だけど好きは、「下手の横好き」ですね。
上手だけど嫌い、こういう意味のことわざありましたっけ?
私にとっての下手だけど好きなこと、上手だけど嫌いなことは何だろう。

嫌いだから下手、下手だから嫌いは、迷うことなく掃除。・・・これこそ自慢できない。
今朝、家人に唐突に「大掃除をしよう!」と号令をかけられたため、
予約しておいた美容院をキャンセルし、マスクかけて、
たまりにたまった物を処分するための掃除をして一日が終わりました。。(-_-メ)

教師を始めたばかりの時に作った教材とか、学生が書いた作文とか、
みんなと撮った写真とか、そんなものを発見するたびに、それらに見入るための休憩。
その時だけは楽しいひと時。下手だけど好きは、意外と片付けかもしれません。
「下手の横好き」とは意味が違いますけど。

2007年04月04日

さくさく

最近よく聞くけれど、私は使わない表現です。でも、意味はだいたいわかります。
「さくさくっとやっちゃった」とか、「この小説はさくさく読めるよ」とか、
短い時間で手間ひまかけずに、っていうような意味ですよね。

さくさくやりたいことの筆頭格は、会議。
今日した会議は、少々時間はかかったけれど結果的にはかなりさくさくだったと思います。
さくさく会議の要件。
一人一人がちゃんと根拠に基づいた考えを持っていること。
それぞれの価値観が、お互いに歩み寄れる範囲内にあること。
発言が要領よく端的であること。
そして、それより何より会議を進行する人の手腕。
私は会議上手を目指してかれこれ○○年、ですがまだまだ修業が足りません。

今日は、春雷、霙(みぞれ)も降ったそうです。震えるほど寒い一日でした。
真冬日。どうかしてるぞ、地球。
さくさくと春になってほしい。(って言うんだろうか。)

2007年03月15日

季節物・・・。

春を感じるもの。
いろいろありますが、その一つがNHK語学講座のテキスト。
ご存知のように、4月号の印刷部数の多さは他の月と比べて断トツだそうですね。

その季節物、ここ何年もの間、横目で見て通り過ぎていたのですが、
今日は買ってしまいました。
よぉし!今年こそやるぞ! やらずばなるまい。有言実行。

テキストとCDを買って家に持ち帰って、裏表紙から1ページ1ページじっくり・・・
どの英語学校がどういう広告を出しているか見ました。
悲しいかな、最近の私の習性。職業病。

Don't give up halfway through!

2007年03月11日

I miss you.

卒業の季節です。
他の学校はそろそろのようですが、インターカルトは少し先の3月23日。
でも、あと2週間で毎日見ている皆の顔が見られなくなると思うと、やっぱり寂しいです。

「I miss you」を「寂しい」と約す時、
日本語では「寂しい」と形容詞一言で表すのに対して、
「あなたを失う」と言って、それに寂しいという意味を持たせる英語は、
やっぱり根本的に何かが違うのだろうな、と思っていました。

「子供がいなくて寂しくないですか」とよく聞かれます。
でも、全然寂しくないんですよ。
どうしてかと言うと、もともといないから。
いた子供が何かの理由でいなくなってしまったら、それは寂しいだろうと思うけれど、
もともといないのだから、今の状態が普通。

missしなかったら寂しくはない。そうか、だから「I miss you」が「寂しい」。
実はこれ、昨日の晩、横断歩道を渡っている時に、なぜか突然、ふと思いました。

>寂しい 【形】gaunt // howling // inhospitable // lone // lonely // solitary

英語には、ご承知のとおり色々あるんですけどね。
なんであれ、皆、あと少しで卒業。

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2007年03月10日

今度

インドネシア語の「明日」は「besok」です。
辞書を引くと、意味は明日以外の何者でもないのですが、
「besokが指すのは明日以降全部だ」と聞いたことがあります。
1992年のジャカルタ時代に、明日来ると言っていた人が来なくて、私が怒っていた時にです。

私の「今度」も、「besok」と同じ。
なかなか、今度の日がきません。
今まで、何人に何度、「今度」「今度」と言ってきたことか。
「今度ゆっくり会って話そうね」とか「今度ゆっくり食事しようね」とか。

そうですね、今度と一緒に使う言葉は、たいてい「ゆっくり」。
余裕をもって人と会って、ちゃんと話してちゃんと聞いて。

人とだけじゃないですね。自分自身とも。
余裕ないなぁと思う今日この頃です。

2007年03月06日

課長島耕作

「外国人ビジネスマンが日本での仕事の習慣や言葉を勉強するのに最適の教材」
という推薦の言葉を、つい昨日聞きました。

課長島耕作 (1)  新装版
弘兼 憲史
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日本語の専門書店で売っている日本語学習のための教材だけが
学生が必要とする教材ではありませんね。
「日本人とのビジネスを円滑にし、話題を広げるために、
日本の小説や雑誌、ベストセラーを読め!と後輩たちに伝えてほしい」と言い残して、
ビジネスマンが一人、間もなく帰国します。

2007年02月27日

どうする?

ヨーロッパのCEF-Rにしても、アメリカのナショナルスタンダードにしても、
日本で作られつつある日本語教育スタンダードにしても、
それらの考え方の基本は皆、「Can-do-statements」=「何ができるか」です。

今、私たちが考えているのは、外国人の日本語能力ですけれど、
試しに私のインドネシア語力をスタンダードの項目に当てはめてみて、
たとえばインターカルトのクラスだったら、どこに入れるだろうかと考えてみたら、
ん? 入れるクラス・・・ない。
「話す」と「聞く」は中級、ただし日常会話の範囲。語彙少なし。文法適当。
「書く」と「読む」、Oh!No! その必要・チャンス、ほとんどなく今まできたので。

学校に入ってくる学生にも、同じようなこと、言えません?
でも、どこかのクラスに入れてしまっていません?

このこと、どう考えます?

間もなく始まる2007年度は、それを課題にしていきます。
国籍も年齢も目的も何もかも、多様な学生がいる学校でありたいと思っています。
変わらなくては。変えなくては。

2007年02月23日

どれにしようかな、神様の言う通り・・・

この後、何という言葉が続きますか。さっき、テレビでやっていました。
地方によって違うんだそうですね。
もうびっくりです。自分のところのが全国共通版だと思っていたので。
どうやって調べたのか知りませんが、以下、多い順に第三位まで。

どれにしようかな、神様の言う通り、・・・
 第一位 ・・・柿の種
 第二位 ・・・鉄砲打ってバンバンバン
 第三位 ・・・なのなのな

うちのほうは、「・・・おすすのす」です。

2007年02月20日

ぐうたら

ぐうたら者
   drone
自分のあまりのぐうたらさ加減に参ってしまう
   be overcome by a burst of one's wishy-washiness
                               (英辞郎)
私は、生来のぐうたら者です。
時々、しゃきしゃきした人間だと誤解している方がいますが、それは大間違いです。
ぐうたらがしゃきしゃきのふりをしたり、せざるを得なかったりするというのは、
真に疲れるものなのです。

2007年02月19日

いら

草木のとげのことを「いら(刺)」と言うって知っていました?
「いらいらする」の語源が、この「いら」だって知っていました?
私は、さっき知りました。

風邪なのか花粉症なのか、鼻がぐずぐずしています。
そのせいで頭がボーっとして、自然とイライラしています。
あ~あ。

今日会った人が、「ポケット英辞郎」をマイメニュー登録して、
電車の中で単語力チェックをしている、と言っているのを聞いたので、
真似して私も登録しました(ボキャブラリー、大いに不足なので)。

そのサイトに「今日の運勢」。双子座。
 自分の世界に浸りたいなら何か一つ犠牲にしなくてはならないみたい。
 余裕があるか考えて。
(;一_一)

2007年02月15日

抱瓶(ダチビン)

高円寺に「抱瓶」というお店があります。沖縄料理のお店です。
このお店、結構有名らしいですね。
この店に行くことを、ツーは「ダチビル」というそうです。
日本語、昆虫の卵のようにどんどん生まれて凄いですけど、
昆虫同様、成虫になってきちんと名を残せる言葉はほんの少しなんですよね。

2007年02月05日

表現する時の視点

新宿と信濃町で偶然、二つの「KEEP OUT」を見ました。
工事中の駅のホームと、ビルの駐車場にあった看板。
意味は両方とも「立ち入り禁止」です。
「立ち入り禁止」と「KEEP OUT」、
同じことを言おうとしているのに、それを言い表す時の視点が違います。
入っちゃダメという方向からいつも考えている日本語人の私にとって、
外にいることをキープせよ(?)という英語人の表現に、改めてちょっと違和感を覚え、
ああ、ここに、我々に考えさせる何かがあるなと思いました。

すでに一つの言葉(母語)を身につけている人が、
次の外国語を学ぶ時には、意識的な思考の転換が必要なのですよね。
二つめ以降の言語を教える私たちは、
ただ「子どもが言葉を覚えた時のように」では無理がある・・・
二つのKEEP OUTに遭遇して思いました。

2007年02月04日

敬語の指針

文化審議会によって「敬語の指針」がまとめられ、
2月2日(金)に文部科学大臣に答申されたそうです。

今まで、敬語は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の三つに分類されていましたが、
答申では、「尊敬語」「謙譲語Ⅰ」「謙譲語Ⅱ」「丁寧語」「美化語」の
五分類になっているそうです。

 尊敬語・・・・・「いらっしゃる・おっしゃる」型
 謙譲語Ⅰ・・・「伺う・申し上げる」型
 謙譲語Ⅱ・・・「参る・申す」型
 丁寧語・・・・・「です・ます」型
 美化語・・・・・「お酒・お料理」型

外国人にはもちろん、現在では日本人もうまく使えていない敬語、
この五分類はそれらにどう影響してくるでしょう。

答申の全文が文化庁のサイト上で公開されています。ここです。
私もこれから読んでみます。

2007年01月23日

~てしまう

今日の日本語教師養成講座の実習相談は、「~てしまう」。
「とてもおいしい料理でしたから、全部食べてしまいました」という
“完了”の「~てしまう」ではなく、
「宿題を忘れてしまいました」という、
“失敗や残念な気持ちを表す方の「~てしまう」。

以下は、今日の私の「~てしまう」です。

①学校で、しゃがんで鏡見ながら口紅を直しているのをMr.Y先生に見られてしまいました
 部屋の中に誰もいないと思って、机の陰でこっそりしてたんですけれど。
②お昼、別のMr.Y先生とおそば屋さんへ。
 さてお勘定という時、お財布を学校に忘れてきてしまったのに気づきました。
 ごちそうするつもりだったのに、ごちそうになってしまいました

タイトル、「~てしまう」と書きましたけど、
普通の日本人が見たら、意味、わからないんでしょうね。きっと。

2006年12月11日

日本人の日本語

「めぜせ全国!おれは世界1」
高円寺校から信濃町校に移動する総武線で見かけた、
運動部と思われる高校生のカバンにマジックで書かれた文字。
めぜせ~? ん? めぜせ?
めざせじゃないか~? 目指せ!

日本語教育は、外国人にだけじゃなく、日本人に対しても必要。
私たちの仕事の場が広がるということですよね。
・・・と喜んでる場合じゃあないですね。
しっかりしてよ、日本人。

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信濃町に着いて、駅の外に出たら青空に雲が浮かんでいました。
もしかしたらあの風景があるかもと振り返って駅ビルを見上げたら、ありました。
窓ガラスに映ったあっちの空の雲と、その上にこっちの本物の空と雲。
いいでしょ? 今日のように天気のいい空気のきれいな日に見られます。

2006年11月27日

せっちょうしないで

昨日、新しいケータイを買いました。
私にしては珍しく、‘衝動買い’もしくは‘行き当たりばったり’ではなく、
長期間にわたって、あれでもないこれでもないと、じっくり検討した機種です。

手に入れたらすぐに使わないと気がすまない、
設定でも何でも、すぐにやらないと気がすまない性質(たち)なのですが、
今日の午後、初級の授業があったので、
昨日の晩は、触りたいのをぐっと我慢して授業の準備をしました。

こういう時、私が生まれ育ったあたりでは、
「電話のせっちょうしないで授業の準備をしていた」と言います。

みしみて勉強しなさい」と言ったら、真面目にとか一生懸命にという意味です。
「雨戸をがしょーきに閉める」は、乱暴に、
「まったく、ちょちょらなんだから・・・」は、そそっかしいんだから・・・、
これからの寒い季節、厚着をした服の、
下にある方の袖が肘の手前あたりにとどまって袖口まで届いていない状態は、
「袖がたごまってる」です。

これらは、親や祖父母が使っている方言ではなく、
今でも、ごく自然に私の口をついて出てくる言葉です。

2006年10月21日

京都にて

昨日と一昨日は、京都で日振協主催の日本語教育セミナーでした。
テーマは「連携、協働」。

校長、教務主任が対象のセミナーでしたが、参加、42校47名。
(インターカルトからは、2校3名。)
現在の学校数383校を考えると、とても少ない。
今の日本語学校の状況を示しているっていうことでしょうか。
学校としての関心とか、費用的な問題とか、いろいろな意味で?
わかりませんが。

特別講演の細川英雄先生が提唱された「問題発見解決能力」という言葉。
今言われている「問題解決能力」に「発見」をつけた、
僕が考えた言葉なんですけどね、とおっしゃっていました。
確かに、問題は、解決する前に、それがあるということを知らなければならない。

学習者の日本語能力育成の過程でだけでなく、
私たちの教室活動でだけではなく、
自分が生きているということの中で、問題発見解決能力・・・。

次の日の分科会での討議の中で、
この言葉が、当然のように使われていました。
言葉の力みたいなものを感じました。

    ♪

京都御所の近くにある学校の、
隣のお味噌屋さんは、応仁の乱の時代からあるそうです。
京都、古いだけなら博物館、
伝統を守りつつ、常に新しいものを組み入れているのが京都だと、
その日本語学校のN校長先生がおっしゃっていました。

KBSは韓国の放送局ではなく、京都放送(Kyoto Broadcasting System)、
BBCはイギリスの放送局ではなく、びわ湖放送(Biwako Broadcasting Co.,Ltd)。
これは、京都の別の日本語学校のY校長先生から聞いた話です。

    ♪

帰り、「末摘花」という名前のお弁当を新幹線の中で食べました。
源氏物語シリーズではなく、末摘花だけが他のお弁当と一緒に売られていました。
なぜ、末摘花だけ・・・。

2006年10月13日

寝ている間にみる「夢」と、希望・願望としての「夢」、
同じ「夢」ということばだけれど、それは日本語だけのことで、
他の言語、たとえば英語では絶対に別のことばだろうと
自信を持って調べてみたら、両方とも「dream」。
あれ?

・dream a dream 夢を見る
・dream about being rich 金持ちになることを夢見る

昨日の晩、奇妙な夢を見ました(dream a strange dream)。
夢の原理はよくわからないのですが、
無意識の中でみる夢と、意識的に思い描く夢とが同じだなんて。

2006年08月27日

持ち重りのする・・・

向田邦子のエッセイによく出てくる表現です。
持ち重りのする器とか、持ち重りのする風呂敷包みとか。
持っているうちに次第に重く感じる、という意味です。

お煎餅好きの母が、
ご進物はどうして甘いものが多いのかなぁと言うので、
甘いものの方が持ち重りがするから体裁がいいんじゃない?と答えてから、
言葉、持ち重りでよかったんだろうかと思って調べてみたら、
ちゃんとありました。

こういう味のある日本の言葉を自然に使えたらいいなぁと思います。

  ♪  ♪  ♪

どうしてそういう話になったかというと、母に送ったお煎餅から。
7月にあった小出記念日本語教育研究会の時に、
故小出詞子先生の御妹さんが参加者全員にくださったお煎餅がとても美味しく、
それを一昨日ふと思い出し、インターネットで注文・・・。

兵庫県朝来市に本店のある播磨屋さんというお店の「はりま焼き」というお煎餅です。
「関東のせんべいは男性的、関西は女性的といわれます。
 武家文化と公家文化の違いであろうと思います。」
という説明がついています。

2006年07月10日

「冷たい」と「冷えている」

「冷たいビール」と「冷えているビール」は同じじゃない・・・
という話を、昼間していたのですが、

「冷たい人」と「冷えている人」は? いや、「冷えている人」なんていない。
あ、でも、寒い日に体が「冷えている人」はいるな。冷え性の人も。
けれど、それと「冷たい人」とでは意味が全然違う。
「冷めている人」っていうのもいる。でも、これまた違う意味。

「冷めているビール」はないな。ビール、温めないから。

「冷たいスープ」「冷えているスープ」「冷めているスープ」、
これはどうか。
同じじゃない、違うけれど、上の「人」や「ビール」ほどの違いはない。

なんて、考えながら湯船に浸かっていました。
結構、心安らいだひと時。

   ×  ×  ×

掲載写真が全部消えてしまっているんですけれど、どうしちゃったんでしょう?

2006年05月12日

日本語‐インドネシア語辞典

「kato先生は、インドネシア語の話が上手です。」
1992年、1年いたインドネシアを去る時に言われました。
言ってくれたのは、
私がいたインターカルト日本語学校ジャカルタ校(今はない)のスタッフRimiさん。

「kaneko先生は、インドネシア人よりインドネシア語が上手です。」
これは、私の次の次の時期に同ジャカルタ校に赴任した、
東京G大学インドネシア語科卒業の先生評。

それほどまでに彼のインドネシア語は、正確だということだそうです。
ニュースのアナウンサーのよう・・・。
一方、私のはと言うと、その辺の一般人が喋りまくってるのと同じ話し方。
ま、聞いて覚えたインドネシア語ですから。
(でも「おはよう」と「ありがとう」しか知らないで行ったのだから、凄いでしょ。)

その、ほんとに凄いkaneko先生からメールがきました。
Kamus Pemakaian Bahasa Jepang Dasar 基礎日本語活用辞典』
というのができたそうです。
なんでも彼は、国立国語研究所でこの辞典の開発に関わっているそうです。

辞典を作ってしまうなんて、ほんとにほんとに凄いですねぇ。
でも、もっと凄いのは、この私へのメールに、
『「ここがヘンだぞ!」っていうところがあったら、是非ご指摘ください。』
なんて書いてくださっちゃうところ。
はは!社交辞令でも嬉しいです。terima kasih

『中級以上のインドネシア人日本語学習者を対象として作られたものですが、
インドネシア語を勉強している日本人にも使っていただけるもの』・・・だそうです。
どうぞ皆様、ご利用ください。ね。