あらゆる事象は歴史軸でとらえてこそ本質が見えてくる。
NHK教育テレビの「知る楽」という番組を、偶然見ました。
「戦後日本 漢字事件簿」。
歴史は眠らない 2009年8-9月 (NHK知る楽/火)
日本放送協会 
そもそも漢字表は必要なのか?という問いかけが興味深かったです。
ケータイやPCの普及によって、‘書ける’漢字は少なくても、
‘表せる’漢字は、前の時代よりも夥しく増えている現代。
(上に打った「夥しく(おびただしく)」もまさにそれ。)
外国人労働者(番組ではフィリピン人の看護師さん)が、
今使われている専門用語を漢字で理解できるか否かが、
日本の介護の未来にそんなに重要なことなのか。
(受け入れる側、担ってもらう側が変わったらいいじゃないか。)
日本人でも、新制度の下、裁判員に任命された人が、
漢字で書かれた法律用語の意味が理解できなかった時に、
曖昧な理解のまま判決を下してしまってよいものなのか。
(その場で「意味わからないんですけど…」とは、普通言えまい。)
「あらゆる事象は歴史軸でとらえてこそ本質が見えてくる」。
この番組のスローガン(?)のようです。
そうですよね、これは何事においてもそうだと思います。
日本語学校での教育もまた。今と未来を担う私たちは、その軸で。
番組の語り手が、円満字二郎さんという漢和辞典編集者というのも面白かった。
「円満字」さんって本名のようなんですが、まさに「字」の申し子。