消音タオル
タクシーの後ろの席で咳込んでいたら、
運転手さんが、こっそりマスクをかけるのが見えました。
今の世の中、世界のどこに行っても堂々と咳はできません。
好き好んで咳をしているわけではないのですが、
咳のほうが私を好きなようで、なかなか去ってくれません。
お腹の底から響きわたるような迫力ある彼(もしくは彼女)です。
咳が出るのだから家で落ち着いて治せばよいものを、
元々の計画に従って、また遠くの、赤道に近いほうに来ています。

咳が出ている間、タオルを力いっぱい口にあてていると、
音がそれほど響きません(たぶん。I hope so.)。
消音タオル片手に、次にくる横隔膜周辺の筋肉痛を待っています。