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本物

うちの近くにある「中国家庭料理」のお店、できてちょうど4年目。
(入っているビルが4周年だというので、おそらくそう。)
結構広いお店で、働く人は全員中国の人です。
(私が仕事で培った眼力?では、中国大陸の北の方の人たち。)

初めて行った時、お店の床がちょっとベトベトしていて、
料理を運ぶ人の履くサンダルが、歩くたびにペタペタペタペタ。
彼女らの日本語はイマイチ、このお店、大丈夫?と思いました。
(さらに、仕事柄、本当にどうしようもないくらいの仕事の悪癖、
すぐに、「この人たち、何のビザ?」と考えてしまうのです。)

胸に「研修生」という手書きの名札をつけた女の人は、
なかなかその名札が取れないほどに気が利かず、
入ってきた客にかける言葉は、「いらさいませ~」。

しかし、あれから4年。
いつしか彼女の胸から名札は消え、日本語も通じるようになり、
愛想もよくなり、床も、いつの日からかベトベトしなくなりました。

いつもはたいてい週末に食べに行くのですが、
今日行ってみたところ、平日だというのに、満席。
考えてみれば、どこかイマイチでもずっと行き続けたのは、
もちろん、料理が美味しいから、頑なに日本っぽくしないからです。

結局、それですね。本物なら、必ず生き残れる。

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