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アサハラショウコウ

確か1990年。
高円寺駅前で、張りぼての彰晃人形を頭からかぶった何人もの信者たちが、
♪ショーコー、ショーコー、ショーコー♪と歌いながら踊っていました。
麻原彰晃、本名松本智津夫が参院選に立候補したときのことです。
大音量で流れるその曲が、その期間、ずっと高円寺校の教室にそのままガンガンと
響いてきていました。
ただの目立ちたがり屋の変わり者の新興宗教集団だと思っていたので、学生たちと
踊りを眺めに行ったりしていました。
 
落選後、サリン事件。
何人もの方が亡くなりました。その様子が世界中で放映され、
それにより、日本は危険な国という烙印を押され、留学生の数が一時的に減りました。
もちろん日本語学校も少なからず影響を受けました。

そして「カルト」。
この言葉は、もちろんその前からあったのですが、
サリン事件を引き起こしたオウム真理教が「カルト教団」と報道されたことにより、
Inter-Cultural(インターカルチュラル)の一部を取ったインターカルトが、
にわかに「え?カルト?」と言われることになってしまいました。
外国人学生には問題ないのですが、
日本語教員養成研究所に入ってくる日本人学生たちに聞くと、
ほとんどの人が「大丈夫かなぁ」と思ったとのこと。
いまだに問題を引きずっています。

今日、松本被告の控訴棄却決定。刑は確定のようです。
インターカルト日本語学校は、来年三十周年を迎えます。
それを期に、校名の一部変更もありかな?と、ちょっと。
インターカルチュラルとかインターカルチャーとか。
どこかに電話をした時に、こちらの名前を聞き取れなかった相手の人と
「え?インター・・・?」
「インターカルト日本語学校です」
「え?カルト日本語学校さん?」
なんて会話をしなければならないことが、結構しょっちゅうあり、
そのたびにがっくりしているのは、私だけじゃない、
学校関係者は皆なのではないかと思うので。
サリン事件の被害に遭われた方に比べたら大した被害ではありませんが、
でも、ここにも被害者がいるということを、今日のこの日に記しておきます。

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