国家安全保障語学構想
「日本の安全保障のために日本語教育は必要だ」
2000年10月に現在の立場になってすぐ、インターカルトの、
ひいては「日本語学校の存在意義」について書かなければならない機会があり、
そのためのブレーンストーミングのようなことをしている時に、
学校外部の人の口から出たのがこの言葉です。
え?安全保障? 正直なところまったくの想定外の発言に、
何と受け答えしたらいいものかとドギマギしたのを覚えています。
それを思い出させたのは、今日、インターネットで見た記事でした。
全米大学学長会議に出席したブッシュ大統領が、
「アラブ世界の誤った米国観を正すために、
より力を入れる必要があるとの考えを表明した。
さらに、「重要外国語」の教育を強化することを盛り込んだ
「国家安全保障語学構想」を提案した」とありました。
重要外国語とは、中国語やアラビア語、ロシア語、ヒンディー語、ペルシャ語など。
そして、 「こうした国外からの留学生受け入れは国益に合致するものであり、
今後さらに奨励していく」ともあります(asahi.comより。nikkei net、中央日報にも)。
5年ちょっとたつ間に「自国語教育⇒安全保障」の意味も、
「留学生受け入れ⇒国益」という構図も理解できてきましたが、
この世界、深くてまだまだ修行中です。
純粋に語学教育としての日本語だけを考えたくも・・・あるんですが。