2005年7月
・7月29日(金)・・・・・
午前、昼、夜、それぞれに実りある出来事のあった一日でした。朝一番で7月夏季短期遊学コースの修了式とスピーチ。違う国の人たちと仲良しになれてよかったと口々に。思い出は一泊旅行、浴衣で行った東京タワー、先週の土曜日のディズニーシーで遭遇した地震、電車が止まって東京に戻れなくなってしまったこと。お昼、カイ日本語スクールに移動して「Leader's Talk @ KAI」に参加。経済ジャーナリスト森摂さんのお話をカイの学生さんたちと一緒に聞きました。導入部分のお話、日本の人口はこのままいくと、500年後には13万人に、1000年後にはたった37人になってしまうのだそうですよ。私たちは何をどうしたらいいのでしょう。カイのLeader's Talkという発想、根底に流れる思想がさすがすばらしい。夜は、高円寺校に早稲田大学の細川英雄先生をお迎えして全教師対象の研修・ワークショップ。私たちが学生に向かってよく使う「普通の日本人はそう言いませんよ」という台詞、でも「普通の日本人って誰ですか」から会は始まりました。9時過ぎに会が終わっても議論は終わらず。かなりの人が場所を改めてグループディスカッションの続きをした模様。私も焼き鳥屋で。・・・さて、今朝「皆さよなら、元気でね」と7月の短期遊学生たちを送り出したのですが、今晩もう、8月夏季短期遊学コース参加の第一号、サウジアラビアからの学生が二人、成田に無事到着したそうです。午前は授業、午後アクティビティ、毎年のことながら7月、8月と隙間なく続く短期遊学コースです。。
・7月28日(木)・・・・・
日本語教員養成研究所2005年4月期生の初級実習((相談→練習→相談→対学生実習)×2回/人)が終わり、今日はサンプルレッスンと担当者3名YGKによる総括でした。3ヵ月にわたってモデル学生を務めてくれていた学生たちに対しての山田先生の授業、18年前に初めて見たあの日の衝撃を思い出しました。初級で思い通りにできなかった皆さん、中上級実習で敗者復活を。写真の女子高生姿の娘たちは、一泊旅行に参加して宴会でモー娘を演じた4月期生4名と養成スタッフ2名。黒シャツと浴衣にピンクの羽織はTNK、実習担当の我らです。これ、今日メールで送られてきました。旅行に参加して、今まで話したことのなかった学生たちと話すことができてとても嬉しかった。学校にいてはなかなか聞くことができない違う国の学生同士の片言の日本語での会話を聞いて、日本語を使ってコミュニケーションできてる!しかも、みんな仲良し!!と思ってとても嬉しくなった。みんな(4人)でインターカルト万歳だね。とか言った。・・・とありました。万歳は4人のおかげでもあります。
・7月27日(水)・・・・・
ブラジルのベレンというところから送られてきた写真です。日本語教員養成研究所実践コース2000年9月修了のNebashiさん、写真のタイトルは「嫌がる猫と私」だそうです。ここにも以前書いたJICAの現場研修で当校にいらした受講生のお一人が経営する日本語学校での勉強会や行事に、このNさんがよく参加しているという話を聞いて世の中狭いと思っていたら、今日行った韓国料理のお店で隣り合わせに座り、酔っ払った勢いでバカを言い合ったお客さんの一団が、このNさんが養成に入る前に勤めていたK書店の同僚及び上司の皆さんで・・・びっくり。続く時は続くのですよね、こういうこと。何はともあれ、Nさん、元気にご活躍で何より。で、今日行った韓国料理のお店をしているのはインターカルトの卒業生、私と一緒に行ったのは今、養成研究所で日本語教師になる勉強をしている学生たちでした。インターカルト漬けの日々。ねぇ、私、インターカルトの臭い、染み付いてません?
・7月25日(月)・・・・・
今朝の高円寺校、ぎりぎりに登校してきた学生たちがエレベーター前まで走って行き貼紙を見てため息。土曜日の地震の影響で点検待ち、停止したままでした。地震当日に、私も自分の家がある10階までえっちらおっちら階段を上りました。ニュースによると、何人もの人がエレベーター内に閉じ込められたり、高層ビルの最上階に取り残されたりしたそうですね。
夜は、養成担当のY先生、T先生と横浜へ行き、今月初めまでインターカルトで現場研修を受けていたブラジルとペルーで日本語教師をする日系人と日本人の先生たちと会いました。2ヶ月間の日本滞在中に見聞きし体験して感じたことや、現地での日本語教育のことなど、いろいろ聞きました。知らないこと、気づかなかったことの存在に改めて気づいたひと時。そして、国境を意識しない時間。人間関係。ポルトガル語に「どうせ後悔するなら、やらずに後悔するのではなく、やって後悔したほうがいい」という言葉があるそうです。本当に本当に、これ、いつも思って心がけていることです。皆さんは8月5日に帰国されます。どうぞこれからもますますのご活躍を!
・7月23日(土)・・・・・
8回シリーズの韓国語講座、今日が最終回でした。私の出席率50%、就学生だったらビザがもらえません。授業後に、先生とクラスメートたちと石焼ビビンバを食べに行きました。
その後、午後4時半ごろ、震度5の強い地震がありました。その時、新宿にある地下の喫茶店にいたのですが、その直前まで東京地区の日本語学校で作った地震対策研究会の相談をしていた私たちは、生き埋めになってはたまらないと思わずカバンを抱えて地上に脱出すべく階段に向かいました。店の女主はというと、無銭飲食されちゃたまらないとばかりに「大丈夫よ、大丈夫よ」と私たちに向かって。結局大丈夫でしたけど、それほど大丈夫な状況ではなかったですよね。JRは全面ストップ。私は新宿で足止めを食い、時間つぶしのために行ったさくらやで予定外の買い物をしてしまいました。
・7月22日(金)・・・・・
このコラムが本になります。ちょっとこちらをみてください。
・7月21日(木)・・・・・
人の文句を言いながら、自分自身も要一喝の今日一日。反省。
さて、入管と日本語学校の関係。「イソップ物語の『北風と太陽』を参考にしてみたら」なんて言ったら、また「何を暢気なことを!」と、世のオジサマ方に目くじら立てられてしまうでしょうか。でもでも、入管の厚いコートを脱がせたかったら、冷たい北風で無理やりではなく、あたたか~い関係を結んで・・・といった方がいいんじゃないかと、やっぱり私は思うのですが。
・7月20日(水)・・・・・
全養協理事会のために、会場校の千駄ヶ谷日本語教育研究所に「出勤」しました。午後は東京地区に新設された研究会のうちの二つ、学生生活支援研究会と日本 語学習支援研究会が日振協の会議室であり、終了後、日振協から「退勤」して、そのまま自宅に帰りました。私の所属はインターカルト日本語学校なんですが。
・7月19日(火)・・・・・
今年も、アメリカはメーン州から小林直人先生がやってきました。今回は2日にわたって養成研究所で「アメリカ日本語教育事情」の授業をしてくださっていま す。アメリカの学会で年に2回は発表しているとのこと、それこそが彼の実績だそうです。偉い。今日、初日の授業後にジョン万次郎で、昔からいる人と最近 入った人と入り混じっておもしろいお話をたくさん聞きました。アメリカに渡って早12年。まさに光陰矢のごとしです。家に帰ったら、日経ビジネス・ダイア リー2006年度版の注文はがきがきていました。1997年から使っているイニシャル入り手帳です。まだ夏なのに、もう来年の手帳の話。来年の話をしても 鬼は笑わない。おっと気づいたらお正月・・・なんてことになるんでしょうね。
・7月16日(土)・・・・・
えー? アスベストが原因で発病する中皮腫、その潜伏期間が40年だと今テレビで言っています。どうしましょう・・・7月11日の項参照。そんな重大なこと、今頃言わないでください。全身疲労で、何が何だかよけいにわかりません。
・7月15日(金)・・・・・
14日(木)富士急ハイランド、石和温泉、15日(金)ワイン工場、昇仙峡、ハーブ庭園、桃狩り。全員、無事に帰ってきました。遅刻してバスに乗り遅れ富士急に電車で追いかけてきた学生。最大落差70m、最高速度130km/hのキング・オブ・コースターFUJIYAMAにいきなり乗せられて放心状態になった学生。本当に皆よく遊びまくりました。そして全員が浴衣に着替えての宴会、今年のカラオケ大会の優勝は高円寺校のT君でした。彼を送ってくれたタイの事務所の担当者Nさんには、あの恥ずかしがり屋のT君が、舞台の上でマツケンサンバを歌って踊ってしまうなんて信じられないことだそうです。芸人は他にもたくさん。日本語学校の学生はもちろん、養成コースの卵先生たち、スタッフあんこ、若いもかつて若かったも含めての先生たち。悲しいんじゃなく悔しいんじゃなく、嬉しい時に湧いてくるのもまた涙(泣いてはいないんですけどね)。元気が一番。元気こそ未来への架橋だなぁと興奮のうちに初日終了。二日目は心なしか、いや、確実に皆さんお疲れのままスケジュールをこなしていたような。2001年に始めてから今年で5回目の夏の一泊旅行。しかししかし、学生は入れ替わっていくけれど、もしかしたら私たち、インターカルトにいる限り、富士急・石和温泉、鬼押し出し・草津温泉と繰り返し続けるのかなぁ。・・・と、ふと。
・7月13日(水)・・・・・
毎朝、民法のテレビ番組で、“星占い:今日の運勢”というようなのをやっています。世界中の人が星座別に分類されるなんておかしいとわかっているのですが、自分の星座が今日の第一位と言われると嬉しくなります。占いに対する基本的姿勢は、いいことは信じる、よくないことは信じない。なのですが、最下位だった昨日、あの人、私のこと怒っているんじゃないかとか、学生たち、何か不満があるんじゃないかとか、とてもつまらないことを気にして一日を過ごしました。昨日は心が弱っていたのでしょうね、きっと。今朝の占いでは第四位、とてもいいことを言っていて、それが当たったなと思えるような一日でした。ほっ。明日、明後日と、インターカルト日本語学校は全校挙げての一泊旅行です。バス9台を連ねて富士山方面へと行ってまいります。参加者全員で楽しんで全員で無事に帰って来なければ。12星座揃って出かけるので、占いで何座が何と言おうが・・・ですよね。
・7月12日(火)・・・・・
今月初めに行ったタイで、「日本語の教え方講座」というのをしました。そこに集まった現職の先生と先生希望者に、「どんな先生が印象に残っていますか」と聞いたところ、返ってきた答えは、優しい先生、厳しい先生、きれいな先生、かっこいい先生、おもしろい先生、わかりやすく説明できる先生、自信を与えてくれる先生、いつも相談できる先生・・・でした。印象に残っている先生とは、つまりいい先生のこと。どれをとってもなるほど・・・という答えですよね。かわいい、かっこいいを除いては、努力次第でなれると思いませんか。
・7月11日(月)・・・・・
アスベスト(石綿)による健康被害のニュースを見ていて、はっと思い出しました。小学生の頃、通学途中の建築現場に落ちている白い綿のようなものを拾ってきて、人の服の首のところから背中に入れるのが流行ったことがありました。それを入れられると背中がちくちくして気持ち悪かった。たぶんアスベストだったんだと思います、それ。私たちはケサランパサランと呼んでいたのですが、何と危ない遊びをしていたことか。
・7月10日(日)・・・・・
昨日の「あっちこっち」に、「サウンド・リーダー」と題した文がありました。S日本語学校のE校長が開発した教材が東京国際ブックフェアに出展されていたという内容です。「うーん、インターカルトがこのような場に出展する日は来るのでしょうか。個々のアイデアを強力に推し進めるようなパワーがもっともっとほしいなと思うと同時に、自分がもっとそうなってもいいと思いました。」そうですね。ぜひなってほしいです、貴方に。それにしてもE先生にはほんと、いつも脱帽です。そして昨日の「Enjoy-HongKong.com」では「Google Earth」という衛星写真が見られるソフトを紹介していました(早速インストール。うちも見えました!)。発信元の二人は去年まであったけれど、今はないインターカルト企画開発室の面々。さて元室長T氏はというと・・・今は台湾。文中の「日本人シェフ」です。よ~く見ると写真のどこかにいます。普通の人?と聞かれたら決してそうではなく、変わり者っちゃあ変わり者の元三人組でしたが、私にとっては未だに時に刺激的な三人だと思っています。昨日から今日にかけて11時間寝ました。寝すぎで頭が痛いです。
・7月8日(金)・・・・・
2週間にわたって行われた海外日系日本人協会「日本語教師研修コース」のインターカルトでの現場研修が今日終わりました。ブラジルとペルーからの日本語の先生方は、来週からまた横浜のJICAでの研修に戻られます。昨日皆さんとお話をしていたら、中のお一人が、JICAの日系社会青年ボランティアとシニア海外ボランティアでブラジルに渡っている養成修了生、根橋さんと鷹取さんをとてもよくご存知で、一緒に色々な活動をされているということがわかり、びっくり。その先生は先生で、二人がインターカルトの出身だとは知らなかったと、これまたびっくり。世の中、本当に狭いですね。
さて、夜はD.K HOLLYWOODの「Lost and Found」という劇を見に行きました。劇団員で、この劇にも出演している外谷さんという方が日本語学校の学生と友達で、そして、何とか学生たちに劇を見せてやりたいという彼との接触がカイの山本さん経由であって、この劇団を知りました。座長で元ちびっこギャングの越川大介氏が、「劇では“導入”を“つかみ”と言います」と言うのを聞いて、ぴぴんと日本語の授業に通じるものを感じました、同行の養成事務局Kido嬢共々。パフォーマンスも間の取り方も、ただの見っぱなしではもったいない・・・・・・・・・←展開を考えています。
・7月7日(木)・・・・・
なんだか今日もバタバタでした。茨城の学校の教務主任をしていて、今はアメリカの大学で教えている修了生の井上さんが学校を訪ねてきてくれました。帰国の度に来てくれます。今日は七夕、一年に一回くらいのペースでしょうか。想定外のバタバタが起き、その隙間に会ったという結果になってしまいました。昨日も書きましたが、何かがすっこ抜ける瞬間です。気をつけなければ。
ところで私、ある人によると「飛んで火に入る加藤さん」だそうです。業界内での立場を指しているのですが、でも、ま、やると言った以上、やるのですよ、何でも。
・7月6日(水)・・・・・
いやぁ、まいりました。時間がないのです。タイからは一昨日帰ってきました。昨日は、朝一番でO氏の入社式、その後養成の実習、そしてすぐに日振協維持会員協議会のために代々木のオリンピックセンターへ。最後の質疑応答のやり取りに頭がくらくらし、お昼に食べたミニ松花堂弁当を戻すかと思いました。そして今日は、信濃町校で養成の実習相談をした後、新大久保にカイのYさんを訪ね食べて語り、高円寺校に移動、私と似ていると噂の留学情報誌の会社に勤める養成の後輩T氏の来訪を受け、その後、台湾事務所のS小姐と人に会いに銀座へ。以上、ちょっと報告させていただきました。こうやって余裕のない日々を過ごしていると、どこかとても重要なところが必ずすっこ抜けると思います。明日もバタバタですが、すっこ抜けたような気がしている人とちょっとちゃんと話してみるつもりです。
・7月1日(金)・・・・・
世のおじさま、おばさま達、KAT-TUNって知っていますか。ご存知の方、グループは何人で構成されているか知っていますか。メンバー一人一人の名前は? NEWSはもう古い、SMAPなんて歴史上の人物? タレントにアニメにゲーム・・・多くの学習者の日本語を学ぶきっかけが、こういったサブカルチャーにあることはすでに言われていますが、今、私はバンコクの空の下でそれを再認識しています。日本語教育とサブカルチャー、それをただ現象としてとらえるのではなく、さらに一歩進めて考えることが私たちの未来の何かにつながるかも・・・とも、ぼわんぼわんと。