めざせ! 川柳少女/川柳少年

先日、目的別「楽しく書く」の授業で川柳の創作をしました。題して「めざせ! 川柳少女/川柳少年」(ちなみに「川柳少女」はご存じですか?)。実は三年前にも一度川柳ネタでこのブログを書いたのですが、その頃には見られなかったテーマの作品が目立ちました。

圧倒的に多かったのがアイドルものです。

「アイドルに お金をすべて 注ぎます」って、ちょっと危ないですよね。

乃木坂四連作もありました。

「乃木坂に 出逢えて良かった ありがとう」

「乃木坂は どこまで坂を 登るかな」

「握手会 ライブも参加 大変だ」

「推しの夢 卒業しても 支えます」

乃木坂46への愛があふれています。ある先生によると、ホームクラスで見る姿より生き生きしているのでは、とのこと。(ちょっとうれしい。)

もう一つはオタクものとでもいいましょうか。

「秋葉原 おたくの街だ 行きたいよ」

「アニメある まんがも買える すごいです」

「メイドいる 一緒に行こう 楽しいね」

作者である彼の頭の中には、秋葉原という町のイメージが広がっていたのでしょうね。

 

今回の作品の中で、某女性スタッフ(Tぐちさん)に大ウケだったのが、

「Sサイズ 試してはいて すぐに脱ぐ」です。

作者によると、お正月後の自分を表現したのだとか。Tぐちさんは、「わかる~!」と言っていましたが、Sサイズではないそうです。

 

さて、出来た川柳を短冊に書きました。もちろん縦書きなのですが、この縦書きが曲者。今学期の最初の授業で絵馬を書いたとき、自分の名前の長音を表す「―」を縦にしなかった学生がいました。同じ過ちを繰り返さないよう、今回作品を短冊に書くにあたっては、事前にしっかり注意しました。その甲斐あって、みんな間違えずにきちんと書けました、名前は。名前の音引きは縦向きに書けたのですが、漢数字の「一(いち)」も縦に書いてしまうというおまけまで付いてきてしまいました。ちょっとした日本語あるあるですが、指導にあたって提供すべき情報は過不足ないようにしたいものですね。

沼田

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