Archive for 2014年11月30日

日本の変なところ Part2 / Strange things about Japan

最近海外に向けて学校の宣伝をする機会が多く、その度に「他の文化について知ることは自分の文化を見つめ直す良い機会になる」ということを言っています。

ということで今回は私たちの日常の光景が外国人にとってどう見えているかリサーチし、個人的に面白いと思ったものを選んでみました。あくまでも他からの視点なのでちょっと違う・・・というところもありますが・・・

1.Polite sharking

fish_shark

 

 

 

 

(原文訳)

日本が世界一礼儀正しいと言える行動の一つが、誰かの前もしくは話し中の人たちの間を通るときに見られる、小さな声で「すみません」と言いながら手を自分の顔の前に広げてあたかも空気を切っているもしくはサメの背びれが揺れるような動きである。

確かに…私も必ずやってしまいます。この動きっていつから始まったのでしょうね。

 

2. Gesturing “go away” to communicate “come here”

22600000968

 

 

 

 

 

 

 

 

(原文訳)

日本で目にする一番やっかいなジェスチャーが「おいで」で、ほとんどの国の出身者の人がこれを見たら「あっちへ行け」と勘違いすることだろう。注意深く見てみると、日本人の「おいで」は主に指だけが動いているが、欧米などの「あっちへ行け」は手首から先全体を使っている。まあ、言っておくが日本人はとても礼儀正しいので酔っ払ったりしていない限り滅多にジェスチャーで「あっちへ行け」なんていう態度は示さない。

私もこれ結構気を付けています。ですがやはり海外ドラマなどで見るような人差し指を使って人を呼ぶのに抵抗があります。

 

3.お土産の習慣

omiyage (1)

 

 

 

 

 

 

(原文訳)

日本社会では休みを取ることがとても大変で貴重であるため、休んで旅行に行った暁には同僚に不在中に迷惑をかけたお詫び、もしくは旅行での楽しさをお裾分けするためにお土産を買っていくことが義務のようになっている。海外では会社のみんなにお土産を買っていくというのはちょっと変である。お土産を買うことが面倒くさいと思っている日本人もいるようだが、その気持ちとは関係なく旅行先でお土産を買うということは必要不可欠だと考えているようだ。

これは意外です!もちろん大手企業とかなら全員分のお土産を買うなんて大変でしょうが、気持ちの問題ですよね。

 

4.お土産に対する謙遜

3番のようにもあるようにせっかく買ったお土産なのに、「つまらないものですが(=This is a boring thing but…)」と言いながら渡す。

この言葉は決まり文句のように使っていたのですが、英語で直訳するとかなり変に思えました。

 

5.ケンタッキーフライドチキン

KFC

 

 

 

 

 

 

(原文訳)

日本食がとても健康食だということは有名だが、日本人はアメリカなどで流行っている食べ物に弱い。特にフライドチキンである。日本の街には至る所にケンタッキーがあり、店頭では実物大のカーネル・サンダーズが出迎えてくれる。キリスト教がそれほど多くない日本だが、なぜか日本ではケンタッキーがクリスマスイブのマストアイテムとなっており、当日には店の外にまで長い行列ができるほどである。

私も去年はケンタッキーをクリスマスに食べました。これもいつから始まったことなんでしょうね?

 

6.キットカット

kitkat

 

 

 

 

 

 

(原文訳)

日本人は新しい食べ物や飲み物が大好きである。特にキットカットは音が偶然にも「きっと勝つ」に似ていることからとても人気がある。学生はテストの前などにお守りとして買ったりもらったりしている。欧米の国ではミルクチョコレート味しかないのに対し、日本には焼きトウモロコシ味、醤油味、味噌味、チーズ味、焼き芋味などがある。

私もこの前定期テスト前の学生にキットカットとかつ丼を食べるように勧めました。理由を知ってその学生もとても興味深そうに聞いていました:)でもまさかこんなに種類があるなんて!

 

7.カプセルホテル

cupsule hotel

 

 

 

 

 

(原文訳)

旅行中に通常のホテルのようなアメニティーはいらないと思ったことはないですか?全部を使わないと損をしたなんて気分を味わったことがあるかもしれない。日本はそんな無駄を省くべくカプセルホテルというものを作り出した。カプセルホテルはロッカーのように2段になっており、広さは人一人眠れるくらいだが、テレビ、wifiなども使え、自動販売機や洗濯機は共有となっている。ほとんどは男性用だが、階を分けて女性用もある。

私も一度は行ってみたいカプセルホテル。実際に学生もわざわざ週末にカプセルホテルに泊まりに行ったりしています。

 

8.パチンコ

pachinko_lg

 

 

 

 

 

 

(原文訳)

パチンコとはピンボールとスロットを合わせたようなものだ。玉を弾いて入ったところによって更に玉が増えるという仕組みになっている。ギャンブルは法律上禁止されている日本だが、玉は景品と交換することができる。収益はラスベガスの約2倍にも上っている。

行ったことないのでわかりませんが、ギャンブルと何が違うのでしょう??

 

9.八重歯

yaeba

 

 

 

 

 

(原文訳)

欧米ではまっすぐで揃った歯が良いとされているので矯正器具などで痛い思いをした人も少なくはないはずだ。だがここ最近日本女性の間では八重歯が流行りだしているようである。もともとある歯に八重歯のキャップをかぶせたりして笑ったときに詰まっている歯並びを見せつけている。

そうなんですか?どうしてですか?かぶせものをしてまで八重歯??????

 

10. 学校の清掃員

cleaning

 

 

 

 

 

(原文訳)

欧米の学校では清掃員が子供たちが散らかした教室を掃除をしたり修理をしたり姿がよく見られるが、彼らの存在はなくてはならないものである。だが日本の学校ではそうではなく、誰かを雇って掃除をしてもらうかわりに生徒が自分たちで教室の掃除をするよう指導している。教室だけでなくみんなで一緒に床を磨いたりトイレ掃除などのための時間がちゃんと用意されている。また、昼食はカフェテリアなどではなく、自分たちの教室で先生と一緒に食べていて、自分たちで配って準備をしている。

懐かしいです!やっているときは面倒くさかったですが、今となっては懐かしい思い出。そしてあの経験がなかったら自分では掃除をしない生活になっていたかもしれません・・・

 

というように外国人から見た日本は言い出したらキリがないほどありますが、外からの視点を知るって自分の国を見つめ直すのにとても役立ちますよね。今後も日本の文化良いも悪いも全部含めて海外に発信できたらと思います。

以上3階の田村でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「~って何?」

ウィークリーコースを担当している秋山です。

私の3歳の息子は、一日の会話の半分近くが「なんで?」「~って何?」というぐらい、いろいろ知りたい時期のようです。できるだけ面倒くさがらずに質問に答えようと思うのですが、答えようのない質問も多く、言葉につまってしまうことがよくあります。例えば、息子:「今、何時?」私:「8時だよ。」息子:「なんで?」というようなやりとりは、しょっちゅうです。

また、テレビや他の人が話しているのを聞いて、いろいろ質問してきます。最近、聞かれたのは「お手本って何?」「妥協しないって何?」です。このような仕事をしているからか、意味を聞かれるといろいろ具体的に例を出して一生懸命説明してしまいます。一日に何回もこのような質問をされるので、「またか…」と思いつつも、日本語教師にとっていいトレーニングになっているような気もします。

言葉の説明といえば、先日の授業の時に「食べ放題、何ですか。」という質問がありました。クラス全員で意味を確認したのですが、後日、一人の学生が「私の特技は食べ放題です。」と言っていたと聞きました。教えるということは、意味だけでなく、どんな時にどうやって使うのかをきちんと伝えることが大切だと、また改めて感じました。

初めて聞いてびっくり!

 

昨日家に帰ったら妻から和室の畳の縁は踏んではダメらしいよと言われて、なんと言うこと?普通に生活している空間で踏む場所まで気をつけなければならないの?と、初めて聞く話にびっくりしました。

それで、いったいなんでだろうと思い、しらべて見ましたら、一般的な家庭の畳は無地のものが多いが、古式ゆかしいおうちのお座敷などには家紋が入った「紋縁」というものが使われていることがあるようで、この紋縁を踏んでしまうと、そのおうちの顔である家紋を踏みにじることにつながってしまうからということがわかりました。

そうか…DSCF2937

外国人だから、この時代になって、あまり言われないかもしれませんが、知っていると意外と便利なことがたくさんあるわけです。

「マナーは決して形だけのものではなく、必要な実用的な理由が隠されていること」一緒に頭に入れて、マナーを守りながら楽しく生活していきましょう。

 

                       本日は事務室の崔からでした。

日本語能力試験 模擬試験 をしました。

 

学校で日本語能力試験の模擬試験が行われました。

 

前日のクラスの皆さんの雰囲気は「どんより」

試験後は「ぐったり」していました。

 P1180772

試験の結果は翌日の返却と同時に分かります。

何がよくて、何が悪いのか、ひと目で分かるようになっています。

教師も採点しながら、個々の弱点が見られます。

数値などの可視化、いいですね。

 

 

模擬試験の結果・・・、

思ったよりもよかった人が多かったようで、

「受験してみてよかったです!」と。

 

結果が思ったよりも悪かった学生は、

 「もっとここを勉強しなければ…」と、

肩を落としていました。

 

成績表を見ながら帰っているその学生の背中に「がんばれ」と私。

 

 

本試験まであと数週間。

模擬試験の結果が良かった人は油断せず、

悪かったひとは諦めずにがんばってほしいものです。

あと、体調管理もしっかりとですね。

 

(佐々木)

 

にっぽんの心「演歌」

明治から昭和まで日本の教育を受けた家庭で育てられたので、小学校低学年の時分から日本語や日本の歌謡を聞かせられたお陰で、日本と言う国を特別に外国と意識したことがあまりなく、むしろそのときから昭和一桁の古い歌が覚えることができた。

例をあげるならあの名曲(青い山脈、お座敷小唄、ここに幸あり、柔、りんご追分、骨まで愛して、星影のワルツ、港町ブルース、瀬戸の花嫁、、、、などなど数え切れないほどある)今のオタクや萌えギャルにはほとんど分からない所謂「演歌=にっぽんの心」だと個人的に思う。

DSCN9997

日本の戦後は物資の貧しい、民心が暗い社会の中で唯一日本国民の精神を支えて今日に至るのがこの「日本の演歌」と言っても過言ではない。

私は「少し」前に日本に留学してきた。当時の留学生は皆日中一所懸命に勉学、夕方からはそれぞれアルバイトをしながら孤軍奮闘の毎日だった。今のように一人一台スマートフォンを持っていないし、メイド喫茶やフィギュア文化など一切なかった時代、(あったのが知らなかったか)「演歌」こそ留学生の「精神の糧」ではないだろか。特に体調不良、家族を思うや学業が思うように進まない時、日本の「演歌」小節、ビブラートのきいた音色がいつもそばで励ましてくれて、元気に頑張れたと思う。

そして、「演歌」の中からたくさん授業中や日常では学べない詩的な表現、美辞麗句を覚えることができて、より日本についての強い、深い、繊細、思いやりなどなど知ることができた。

個人的には「演歌」が大好きだ、もちろん現代のJ-ポップでたまには「口直し」するのもけっして否定しないが、やはり落ち着いた日本の文化でもあり「演歌」を今の若者世代にももっとその「宝物」の重みを感受してもらいたい、消えつつある「日本の演歌」をもっと活かしていけたらいいだろう。。。。。

皆様も時折「演歌」を歌ったり、聞いたり、レトロなひと時を味わいながら過ごしてはいかがだろうか?(ハハハ笑)    from Taiwan bohです。

o0450067211800644388