• 291月

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    昨日ここに「勘と勢いで生きながらえてきた私…」と書きましたが、
    「生きながらえる」の『大辞林』の例文がふるっていて、
    「生きながらえて老醜をさらす」。私、大丈夫か。

    5年ほど前に、内部の先生たちの勉強会「語りを聴く」というのに
    呼んでもらったときに、話しながら引用した我が拙歌、
    2015年前後に詠んだのを並べます。

    22歳、新卒で就職した職場時代
    ・百歩前いでてゴールで一等賞取ってようやく男と並ぶ
    ・課長いる?男はほかに誰かいる?その要件をなぜ吾に言わぬ

    日本語教師初期、インドネシア時代、ビジネス部門時代
    ・はしたない仕事の対価言うなかれ女の前に女はだかる
    ・呑み食いで仕事はせぬと電話切る打ちっぱなしも三度でやめる
    ・ニッポンの女は凄いとサムスンの男言いしをしかと受け取る

    そしてごく最近
    ・第一線退いたならこの鎧シールを貼って火曜に出すべし
    ・引き時と言いつつ我は澱のごと瓶底にあり時に漂う
    ・棺まで持ちゆくことの随分とたまれり春の還暦間近

    今もこれからも
    ・隔てなきたった一つの太陽を七十億の民が眺むる

    生きながらえて老醜をさらすことのないように、
    願わくば、さりげなく生きていきたいと願っているのだけれど、
    さりげなくって、それは無理か。

    写真は今朝の朝焼け、うちのベランダから。

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